プロ野球とJが19回目のコロナ対策連絡会議 来年の開催、東京五輪へ向け実証実験など報告

[ 2020年11月2日 11:38 ]

斉藤コミッショナー
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 プロ野球とJリーグが合同で設置した新型コロナウイルス対策連絡会議の第19回が2日、オンラインで行われた。会議では世界と国内の感染状況が専門家チームから共有された。また巨人が7、8日のヤクルト戦(東京ドーム)、Jリーグが7日のルヴァン杯決勝(国立競技場)で行う実証実験について説明された。

 また、1日までのDeNA―阪神3連戦(横浜)でも入場制限を現状の50%以下より大幅に緩和して実証実験が行われた。斉藤惇コミッショナーは「まだデータが出ていないので、詳しい説明は受けていない。滞留、空気の流れ、マスクの着用が決定的なことになりそう。データは完成していないが、来年の試合、東京五輪へ向けて共有させていただけたらと思う」と話した。

 阪神、ロッテで感染者が相次いだ事例についての疫学専門家からの調査報告もあった。

 専門家チームの舘田一博氏(東邦大教授)は感染拡大防止へ、空気中の二酸化炭素(CO2)濃度の測定の重要性を指摘した。CO2濃度が一定数以下ならば、換気が良い状態を示す。「CO2濃度を測定することで空気のよどみ、よどみの中にウイルスの粒子が残る可能性がある。恐らくこれが、来年のプロ野球、Jリーグ、東京五輪の安全な開催へ向けての大事なデータになるのではということが確認されました」と説明した。

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2020年11月2日のニュース