最下位でも成果あり 阪神2軍は新人を積極起用 平田2軍監督「高卒5人は力不足感じてくれれば」

[ 2020年11月2日 05:30 ]

ウエスタン・リーグ   阪神1-5ソフトバンク ( 2020年11月1日    タマスタ筑後 )

<ウエスタン、ソ・神>6回5失点の西純(右)と藤田(撮影・中村 達也)
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 阪神2軍はソフトバンクとのウエスタン・リーグ最終戦に1―5で敗戦。30勝44敗8分けの最下位で全日程を終了した。今季はコロナ禍による選手の離脱もあり、遠藤や藤田など新人選手を積極起用。平田2軍監督は「新人の高卒5人おるけど、まだまだ力不足っていうのを感じてくれればいい一年だった。それをフェニックスリーグに向けて、各個人のレベルアップをどうしていくか。シーズンを経験したことによって痛感したと思うんで、それをやっていくだけや」とルーキーたちのこれからの成長を期した。

 今季ドラフト4位入団の遠藤は62試合に出場して159打数25安打で打率・157、1本塁打7打点。「悔しいシーズン。自分のレベルがまだまだ通用しないというか、技術不足がこういう結果に繋がった。1軍にくらいつけるよう守備、打撃、走塁と全ての面でレベルアップしないと」と危機感を示した。同5位入団の藤田は主に西純や及川とバッテリーを組んで35試合に出場し、73打数13安打で打率・178。「打撃はシーズン終盤くらいは良かった。守備ではもっともっとレベルアップしていかないと。ブロッキングであったり、そういう所で迷惑かけてしまっているんで。守備は全部課題になってくる」と来季に向けて課題克服を誓った。

 阪神は先月26日のドラフト会議で、育成を含めて9選手を指名。2軍指揮官は「藤田にしても遠藤にしても、本当はもっと出したい中堅クラスがいたんだけど、あえて経験させた。来年は競争を初めて味わう。今年はチャンスを与えたんで、今年の経験を来年生かして欲しい」と2年目の飛躍を願った。(阪井 日向)

 ▼育成・小野寺(大卒1年目で44試合に出場し、129打数30安打で打率・233)「初めは思ったように結果を出せなくて、途中から色んな人からアドバイスなどを頂いて結果もそこそこ出始めてきた。来年こそは絶対支配下になるという気持ちを持って、明日(2日)からやっていきたい」

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2020年11月2日のニュース