西武・松坂 来季も現役続行へ!球団から契約打診 今季1軍出場ゼロでもあきらめない

[ 2020年11月2日 05:30 ]

西武の松坂
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 西武が松坂大輔投手(40)と来季も契約する方針を固めたことが1日、分かった。複数の関係者によると、球団はすでに来季に向けて話し合いを始め、来季の契約を打診。本格的な交渉はシーズン終了後となるが、松坂はかねて「僕は野球が好き。投げられる場所がある限り投げ続けたい」と話しており、41歳となる来季も、西武のユニホームに袖を通すことになりそうだ。

 今季は1年契約で14年ぶりに古巣復帰。2年ぶりの白星を目指し、2月の宮崎・南郷キャンプから順調な調整を続けてきた。新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期とならず、3月20日に開幕していた場合は、3戦目の22日の日本ハム戦先発の予定もあった。しかし、開幕が大幅に延期となり、松坂も同月下旬にコンディショニング目的で右膝に注射を打ち、6月19日の開幕は2軍で迎えた。

 7月5日には頸部(けいぶ)の痛みと右手のしびれの原因となっている圧迫を軽減するため「脊椎内視鏡頸椎手術」も受けた。その後は懸命にリハビリ生活を続けている。このまま今季も1軍登板なく終了する見込みだが、球団は実績に裏打ちされた若手へのアドバイスなども含めて高く評価している。

 阪神・藤川、楽天・渡辺直らが今季限りで現役引退を表明するなど「松坂世代」の現役選手はさらに減っている。それでも黄金世代をけん引してきた当の本人が、マウンドに戻る気力を失っていない。日米通算170勝の「平成の怪物」が目指す復活劇を、球団も全力でサポートする構えだ。

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