BC埼玉・田沢 ドラフト指名漏れ後、初めての肉声「また野球がしたくなるのか、それとも身を引くのか」

[ 2020年11月2日 19:57 ]

BC埼玉の田沢純一
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 田沢純一投手(34)が2日、所属する埼玉武蔵ヒートベアーズの公式YouTubeに登場。10月26日のプロ野球ドラフト会議後、初めて公の場に姿を現し、現在の胸中を語った。

 田沢は「当日は球団の方々に会見場を用意していただいたりした中で、指名されなかったことは残念ですし、申し訳なかったと思います。こればっかりは自分に力がなかったことが全て。真摯(し)に受け止めて、まだ次が全く決まってない状況なので、また考え直して次に進んでいきたい」と率直な思いを語った。

 今後は未定だが「正直、ドラフトが終わってから何もプランがない状況。このまま野球を続けるのかも踏まえた上で、しばらく考えた上で、また野球がしたくなるのか、それとも身を引くのか」と、現役か引退か揺れている胸中も吐露した。

 初めてのドラフト会議については「初めて呼ばれるか呼ばれないか。待つといういい経験をさせてもらった」と話しつつも「会見場も用意していただいて、できれば選ばれて会見をできるってことがベストだったかなと思うが、自分の力が足りなかった」と悔しさをにじませた。

 最後に「ドラフト会議に関しては、こういった形になってしまい、非常に残念で申し訳ないなという気持ちが強い。今後に関してはまだ整理がついていないので、決まり次第、また、このYouTubeに呼んでもらえれば発表していきたい」と語った。

 田沢は昨年8月にレッズとマイナー契約を結んだが、今年3月に自由契約となった。今年7月13日にBC埼玉に入団。今季16試合に登板し、2勝0敗、防御率3・94だった。今年9月、指名を拒否して海外へ渡った選手との契約を一定期間禁止する通称「田沢ルール」が撤廃されたため、今ドラフトで指名可能となっていたが、12球団から指名はなかった。

 ◆田沢 純一(たざわ・じゅんいち)1986年(昭61)6月6日生まれ、神奈川県出身の34歳。横浜商大高から新日本石油ENEOS(現ENEOS)を経て、08年にレッドソックスと契約。17年からはマーリンズ、エンゼルスなどでプレー。メジャー通算388試合で21勝26敗4セーブ89ホールド、防御率4・12。右投げ右打ち。

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2020年11月2日のニュース