ヤクルト、“最後の近鉄出身投手”の近藤ら7投手に戦力外通告 全選手現役続行を希望

[ 2020年11月2日 16:32 ]

ヤクルトから戦力外通告を受けた近藤一樹投手
Photo By スポニチ

 ヤクルトは2日、近藤一樹投手(37)、山中浩史投手(35)、山田大樹投手(32)、平井諒投手(31)、風張蓮投手(27)、田川賢吾投手(26)、育成のジュリアス投手(23)の7投手に戦力外通告を行った。現時点では、全選手が現役続行を希望している。

 近藤は01年のドラフトで7巡目指名で近鉄に入団。04年の消滅時の分配ドラフトを経て、オリックスに移籍した。16年シーズン途中にトレードでヤクルトに加入し、ブルペンを支えてきた。同じ近鉄出身の巨人・岩隈も先に今季限りでの引退を表明しており、近藤は“最後の現役投手”となっていた。

 06年の育成ドラフト1位でソフトバンク入りした山田は、09年に1度は自由契約になった。だが、テスト生扱いで参加した秋季キャンプで、視察に訪れていた王貞治球団会長に認められ、再び育成選手として契約を結んだ経歴を持つ。18年からはヤクルトでプレー。今季は開幕ローテーション入りを果たし、3戦目の6月21日の中日戦に先発。7回5安打3失点と好投したが、敗戦投手となった。その後は28日の巨人戦に先発したが、2回途中で3安打5失点KO。4四球と制球に苦しみ、その後は1軍での登板機会がなかった。

 田川は「仕方ないと思っています。自分の中では、ある程度は覚悟はしていたので」と話していた。

続きを表示

2020年11月2日のニュース