ドラフト候補の立正大淞南・谷川 「武器」の強肩披露 阪神含め8球団のスカウト集結

[ 2020年7月18日 05:30 ]

島根県大会1回戦   立正大淞南3-0松江商 ( 2020年7月17日    松江市営 )

プロ野球8球団が視察に訪れた“山陰No・1捕手”谷川唯人(3年)
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 各都道府県が独自に行う代替大会は17日、北北海道、島根などで計23試合が行われた。島根ではドラフト候補の立正大淞南・谷川唯人捕手(3年)が自慢の強肩を披露するなど攻守に躍動して初戦突破した。

 6回2死一塁の場面では盗塁を試みた相手走者が二塁ベース手前1メートルでタッチアウト。立正大淞南・谷川唯は中国地区屈指の捕手の前評判通り、貴重なアピールの場で自慢の肩を披露した。

 「武器は肩なんで」

 バックネット裏にはプロ野球8球団のスカウトが陣取り、ストップウオッチを片手に谷川の動きを追った。高校生捕手トップクラスのお墨付きが与えられるスローイングタイム1秒8台は出なかったが、1秒9秒台はコンスタントに計時。コロナ禍により全体練習が解禁されたのは6月に入ってから。「例年なら3月末ぐらいのイメージ」と太田充監督(47)が話すチームの仕上がりを考えれば、上々の令和2年初の公式戦だった。

 「肩がいい。捕手として安定したものを持ってる」と阪神・山本宣史スカウト。エース右腕・三宅を1安打完封勝利に導いたリード面も光り、打っても1番打者として3打数1安打1打点1盗塁。目標のプロへさらにギアを上げていく。

 ◆谷川 唯人(たにがわ・ゆいと)2002年(平14)5月27日生まれ。島根県安来市出身の18歳。小1から野球を始め、小4から捕手。安来一中ではKボールの島根選抜として全国大会に出場した。立正大淞南高では1年の春からベンチ入り。遠投は123メートル。スローイングタイムは1.8秒台後半。50メートル走6秒3。1メートル78、72キロ。右投げ右打ち。家族は両親と兄2人、弟2人。目標とするプロ野球選手はDeNA・戸柱。

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2020年7月18日のニュース