ソフトバンク・笠谷 6年目で待望のプロ初勝利 2番手で2回完全

[ 2020年7月18日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク9―1オリックス ( 2020年7月17日    京セラD )

<オ・ソ>4回から登板する笠谷(撮影・後藤 正志)
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 ソフトバンクの笠谷が、6年目で待望のプロ初勝利を挙げた。「いつも2軍で練習して、1軍に来てはすぐに落ちて悔しい思いをしてきた」と初めてのウイニングボールをいとおしそうに見つめた。

 先発の東浜が右足首付近にT―岡田の打球を当てた影響から3回で降板。笠谷は「(打球が)当たったときから準備していたので落ち着いていた」と2点を勝ち越した直後の4回から救援し、最速147キロの直球を主体に2回を完全に抑えた。

 大分商から14年にドラフト4位で入団した左腕。緊急事態による登板は2度目だった。8日の楽天戦では故障したムーアに代わってプロ初先発したが、2回7失点でKOされた。23歳はそのときの悔しさを糧に、緊急登板で結果を出した。

 ◆笠谷 俊介(かさや・しゅんすけ)1997年(平9)3月17日生まれ、大分県出身の23歳。大分商では1年夏からエースを務め、2年夏に甲子園出場。14年ドラフト4位でソフトバンク入団。17年8月23日の西武戦で救援としてプロ登板。広島・森下は高校の1学年後輩。1メートル73、72キロ。左投げ左打ち。

 ▼ソフトバンク・工藤監督(笠谷のプロ初勝利に)おめでとう!よく投げた。勝ちパターンに入っていく。階段を上がりましたね。

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