中日完敗 今季最多タイの借金5、与田監督 ミスの積み重ねに「流れを引き寄せられない」

[ 2020年7月18日 21:35 ]

セ・リーグ   中日3―8阪神 ( 2020年7月18日    甲子園 )

<神・中>5回の好機に無得点に終わり厳しい表情の与田監督(中央)(撮影・大森 寛明)
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 中日は投手陣が崩れ、阪神に完敗。借金が今季最多タイの5に膨らんだ。

 先発・勝野が4回2失点で降板すると、2番手・佐藤が5回に大炎上。1失策に2野選と守備の乱れがあったとはいえ、大山に2ランを浴びるなど一挙6点を失った。今月9日に1軍昇格後は3試合続けて無失点と安定感を見せていた中で、まさかの乱調となった。

 打線は8点を追う6回に先頭・大島からの3連打などで意地を見せ3点を返したが、大量失点が響き、相手先発・西勇に今季初の完投勝利を許してしまった。

 与田監督は「エラーが出る、送りバントができない、ノーアウト一、三塁で点が入らない。やっぱりそれが…」とミスの積み重ねを指摘。「もちろん選手達も一生懸命やっているし、その中で簡単にどんどん点が取れるわけじゃないので、そういう細かいところがしっかりできるようにしていかないと、流れを引き寄せられない」と課題を挙げた。

 0―2の5回は無死一、三塁から西勇のスクイズを一塁手・ビシエドが本塁に返球し、三塁走者のタッチアウトを試みたもののセーフとなり野選で3点目を失った。1点もやりたくないという思いが裏目に出て、この回6失点と傷口を広げてしまい「ちょっとしたタイミングのところ。やっぱり勝てない時というのは、そういう流れになってしまう」と腕組みした。

 借金は今季最多タイの5となったものの、阿部が今季2度目の3安打をマークするなど復調の気配を見せ、指揮官は「次に向けてプラスの材料を何とか探していく」と前を向いた。

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2020年7月18日のニュース