都城東・有馬で富島撃破!146キロ右腕6回2失点「60点。試合のリズムがつかめなかった」

[ 2020年7月18日 05:30 ]

宮崎代替大会 2回戦   都城東8―5富島 ( 2020年7月17日 )

九州屈指の右腕、都城東のエース・有馬
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 宮崎県高野連が独自に開催する代替大会は17日、2回戦4試合が行われた。都城東は富島を8―5で下して初戦突破。プロ注目のエース・有馬太玖登(3年)が6回2失点と好投し、第1シードを破った。ほか、宮崎日大などが3回戦へ進出した。

 都城東の146キロ右腕・有馬は、勝利の瞬間をベンチで見届けると笑みをこぼした。昨夏の代表で、昨秋の県大会でも優勝した富島を撃破。エースが6回まで5安打2失点で試合をつくり、勝利を引き寄せた。

 この日の直球は最速144キロで5回まで無失点に抑えた。「今日は60点。球数が多くなり、試合のリズムがつかめなかった」。富島の4番・坂本との“プロ注対決”では「意識した」とギアを一段上げた。4回に安打されるも2、6回は三振に料理。「思い切って振ってきたので、思い切って投げこんだ。強打者を抑えられてかなり自信になった」と白い歯を見せた。

 宮崎・日南学園出身でソフトバンクなどでプレーした投手、有馬翔のはとこ。「野球を始めたきっかけ。同じ投手としてやっていきたいと思った」と背中を追った。目標も同じくプロだ。この日は8球団のスカウトが視察し、巨人の脇谷亮太スカウトは「去年からずっと追っている。力強さがある馬力型の投手。将来性を感じる」と評価した。

 就任後初勝利のウイニングボールをもらった八牧竜郎監督は「次はもっといい投球ができる」とエースに期待した。「つらい練習を一緒に乗り越えてきた仲間と優勝したい」と有馬。頂点だけを見据えている。

 ◆有馬 太玖登(ありま・たくと)2002年(平14)5月9日生まれ、宮崎市出身の18歳。生目台東小2年の時に大淀イーグルスで野球を始める。生目台中では宮崎シニアに所属。中1でジャイアンツカップに出場。3年でシニア選抜に出場。最速146キロの直球、カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークが持ち球。目標の選手は体格が近い山岡(オリックス)。1メートル75、84キロ。右投げ右打ち。
 

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