広島・堂林 11年目の初3番でも「打ち出の小槌」

[ 2020年7月18日 05:30 ]

セ・リーグ   広島9-2ヤクルト ( 2020年7月17日    マツダ )

<広・ヤ(3)>ヒーローインタビューでガッツポーズする広島・堂林
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 プロ11年目で初めて3番で先発した広島・堂林が、連敗を3で止める勝利に貢献した。初回1死一塁、プロ初登板の吉田大喜から右中間フェンス直撃二塁打で好機拡大し4番鈴木誠の先制2点打につなげると、3回も右中間へ、4回は左中間へ3打席連続となる二塁打。6回には左前打し、早くも今季3度目の4安打で両リーグトップを行く打率を・446まで上昇させた。

 「(3番の気負いは)全くなくて、やることは変わらない。変な欲は出さずに自分のやれることに集中した」

 佐々岡監督は「(16日に3番だった)ピレラの状態が悪い中で、状態のいい堂林で行こうとなった」と説明。鈴木誠と組む3、4番に堂林は「今年、自主トレも一緒にやって、今もいろいろと話をしている。そういう中で並べるのはうれしいこと」と喜ぶ。

 16安打9得点中、中軸で8点をたたき出した。本拠地の有観客試合4試合目で初めてファンに勝利を届け、一日で最下位を脱出した。 (河合 洋介)

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2020年7月18日のニュース