赤星憲広氏 好投の阪神・青柳はもはやベテランの域 できれば完投してほしかった

[ 2020年7月18日 07:00 ]

セ・リーグ   阪神4―1中日 ( 2020年7月17日    甲子園 )

<神・中(4)> 7回2死二塁、京田は三ゴロに倒れる(投手・青柳)(撮影・大森 寛明)
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 【赤星憲広 視点】青柳はもうベテランの域ですね。徹底的に低めを突いてベルトよりも上ずらない。6回先頭、1番打者の大島に絶対にやってはいけない四球を出したのは猛省点ですが、平田に低めを打たせて遊ゴロ併殺。自分のミスを自ら帳消しにしました。

 7回1死一塁の打席で初球に近本が二盗を決めた後に代打を送られましたが、今後のことを考えたらもう1イニング、できれば完投してほしい。1点を追加して楽になりましたが、それ以上に岩崎とスアレスの登板過多が心配です。青柳にもっと信頼を置いてもいいと思わせる内容でした。

 近本の打撃の状態の悪さからスタメン外れは仕方が無いと思います。16日のヤクルト戦で途中交代させられ、大野雄との対戦だったこの日は予想できましたが、大事なのは本人がどう感じているかです。18日はまた「1番・中堅」に戻るのかもしれませんが、この悔しさを糧に、薬にも刺激にもしないといけないです。

 完勝し、3安打したからこそ、糸原の走塁に注文を付けたいです。3回にサンズが右中間二塁打した際に、二塁走者でタッチアップの体勢に入っていたためギリギリの生還でした。あの打球で一度帰塁する判断はありえません。糸原も分かっているかもしれませんが、謙虚に反省してほしいです。

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