明石商、智弁学園圧倒 ドラ候補・中森、5回1安打無失点「テンポよくアウトを取れた」

[ 2020年7月18日 14:03 ]

練習試合   明石商16―2智弁学園 ( 2020年7月18日    智弁学園グラウンド )

<明石商・智弁学園>先発し5回1安打無失点1奪三振に抑えた中森俊介投手
Photo By スポニチ

 今秋ドラフト候補の明石商・中森俊介投手(3年)が18日、智弁学園との練習試合に先発し、5回1安打無失点と力を見せつけた。打たせて取る投球で奪三振はわずかに1だったが、投球数55の省エネスタイルに胸を張った。

 「球数を少なくまとめられたことが良かった。打たせてテンポよくアウトを取れた。(2回の)ゲッツーも思ったとおりに投げることができた」

 この日は広島、オリックス、日本ハムの3球団5人のスカウトが視察。最速は、日本ハム球団のスピードガンで計測した147キロだった。15アウトのうち、11個を内野ゴロに仕留めるなど変化球を巧みに操り、狭間善徳監督からも「力が入っていなくて上手いこと変化球を使えていた。余裕が出てきた」と賛称された。

 広島の鞘師智也スカウトの評価も上々だ。「順調だと思う。良い投手なのは間違いない。真っ直ぐさえ磨ければ変化球は十分」――。

 兵庫県の代替大会目前で、8月には甲子園での“夏の選抜”も控えている。「基準は甲子園に合わせている。今の仕上がりは6割くらい。焦っても意味がないので、1日1日を大切にしていきたい」と前を向いた。

 同じくドラフト候補の来田涼斗外野手(3年)も「1番・中堅」で先発出場。5打数2安打2打点で、2本の二塁打を放った。

続きを表示

2020年7月18日のニュース