阪神ドラ2・井上　2軍戦で自身初の2戦連発　平田2軍監督「4番らしくなってきている」

ウエスタン・リーグ   阪神6－0広島 （ 2020年7月17日    鳴尾浜 ）

＜阪神2軍　神・広＞7回2死二塁、左越え本塁打を放つ井上広大
Photo By 代表撮影

　阪神ドラフト2位の井上が、自身初の2戦連続アーチをかっ飛ばした。ウエスタン・リーグ広島戦に「4番・右翼」としてフル出場。主砲としての存在感を見せつけた。

　「結果はあまり気にしないようにしている。強く振ることをテーマにして、それができているので継続していきたい」

　豪快なスイングだった。3―0の7回2死二塁。田中法の141キロ直球を捉えると、白球は左中間の防球ネットに突き刺さった。16日の同オリックス戦に続く3号2ラン。3回1死無走者では、16年最多勝・野村の高めカーブを左中間二塁打とした。2日の同広島戦以来、7試合ぶりのマルチ安打。平田2軍監督からは「見事。少しずつ4番らしくなってきている」と評価された。

　4番の心得はグラウンド外でも学んでいる。同監督の勧めで、広島・鈴木誠や西武・山川の記事が載った雑誌を熟読。「どんな選手でも苦しい場面は必ずあったと。（自分も）そこを乗り越えられるように準備を怠らないようにやりたい」。未来の4番候補は心身共に成長を続ける。　（長谷川　凡記）