桑田氏 PLユニホームに笑顔「高校生以来。うれしい」1回1失点2K

[ 2019年4月13日 12:15 ]

<マスターズ甲子園PL・創価>先発登板する桑田真澄氏(撮影・後藤 正志)
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 伝説がよみがえった。11月に行われるマスターズ甲子園出場を目指すPL学園OBチームが13日、大阪府内で関西創価OBチームと練習試合を行い、PL学園野球部OB会会長の桑田真澄氏が初めて参加。「PL GAKUEN」のユニホームに袖を通した。

 「4番・ピッチャー」で先発出場。背番号はプロ時代の数字を逆にした「81」だ。ブルペンで24球を投げ肩をつくると、マウンドへ。先頭打者に初球を左前へ運ばれたが、続く2番打者をカーブで見事空振り三振に。3番には死球を与えるなど1死満塁のピンチを招いたが、5番打者を投ゴロに打ち取り、併殺でチェンジ…かと思いきや、遊撃手の悪送球で1点を先制された。しかし続く6番打者は見逃し三振に。試合前には「まだ全然体つくってないので、今日はお恥ずかしい程度に」と話していたが、変化球の曲がりやコースに丁寧に投げ分ける姿は、高校、プロ時代をほうふつとさせた。1回21球を投じ、1安打1死球2奪三振1失点(自責0)という内容だった。

 その裏、4番打者として打席へ。無死満塁の絶好機で、右翼手の前にポトリと落ちる適時打を放ち、打点も記録。4番としての仕事もきっちりと果たした。マウンドは1イニングで降りたが、2回から遊撃の守備にも就き、3度の守備機会を無難にこなした。2打席目は惜しくも中飛に倒れたが、野手の正面を突いた当たり。鋭い打球を飛ばした。3打席目は死球。5回の守備から退いた。5回裏の攻撃前の円陣では「PLはフェアプレーでひきょうなことはせず、ぜひ勝ちにこだわっていきましょう」と力強くナインに呼びかけた。

 その後、取材に応じた桑田氏は「このユニホームを着て試合をするのは高校生以来ですから、懐かしいといいますか、昔いっしょにやった仲間とプレーできてうれしいなと思う」と笑顔で話した。

 この日はテレビカメラ6台や地元の広報担当も駆けつけ、注目度の高さをうかがわせた。PL学園OBチームは21日に大阪府予選の1回戦で東淀川OBチームとの対戦を控えている。

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