オリックスに救世主 プロ初4番・杉本が特大バックスクリーン直撃弾

[ 2019年4月13日 15:19 ]

パ・リーグ   オリックス―西武 ( 2019年4月13日    メットライフ )

<西・オ>3回無死一塁、勝ち越し2ランを放つ杉本(撮影・尾崎 有希)
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 貧打にあえぐオリックスに世紀末覇者ならぬ救世主が登場した。

 プロで初めて4番に入った4年目の杉本が、1―1の3回、無死一塁で、今井から電光掲示板に直撃する推定125メートル弾を放ち、勝ち越しに成功。前打者の吉田正が四球を選んだ直後の初球、高めに来た甘めの直球を見逃さなかった。

 「初回のチャンスで打点を挙げることができなかったですし、何とかチームに貢献したいと思い、切り替えて打席に入りました。感触が良かったので打った瞬間、入ると思いました。今年1本目のホームランを打つことができてよかったです」

 オリックスは前日12日の西武戦で、多和田に2安打完封負けを喫したばかり。この日は外国人選手を外して、9人全員を日本人で固めた“国産打線”で臨んでいた。

 杉本は、漫画「北斗の拳」のラオウを敬愛する純朴な28歳。昨季は満塁本塁打を2本も放つなど、長打力が魅力で、貧打に苦しむ現状のオリックスには救世主だ。

 杉本はダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、ナインがハイタッチをせずに無視する“サイレントトリートメント”をされて、右翼席へ向かって1人でガッツポーズ。世紀末覇者と呼ばれたラオウのような雄叫びで、ファンに報告していた。

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2019年4月13日のニュース