大阪桐蔭 夏連覇へ快勝発進 公式戦初先発の藤江が5回無失点&公式戦初本塁打も

[ 2019年4月13日 15:15 ]

春季高校野球大阪府予選 2回戦   大阪桐蔭10―0東 ( 2019年4月13日 )

力投する先発の藤江
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 夏連覇へ向け、新たなスタートを切った。今春初の公式戦に挑んだ大阪桐蔭が11安打10得点で快勝。投げては公式戦初先発となった藤江星河投手(2年)が5回3安打無失点と好投するなど、投打がかみ合った。

 一気の集中打で試合を決めた。0―0の3回無死二、三塁、1番・加藤の左前2点打で先制すると勢いは止まらない。無死一、三塁から4連打で5得点。最後は藤江が右越えに公式戦初本塁打となる2ランを放ち、この回打者13人攻撃で9点を奪った。西谷浩一監督(49)は「まだまだ力がない。一巡目から攻め切れていない。相手に合わせてからでは遅い。1球目から、1打席目からアジャストしていかないと」と辛口だが、西野、船曳、仲三河と2年生を3人並べた中軸を筆頭に脅威の攻撃力だった。

 長崎・諫早中時代に「諫早ボーイズ」でボーイズ日本代表に選出された左腕・藤江も持ち味を発揮した。キレを追い求めてきた直球を軸にカーブ、スライダー、チェンジアップを交え、5回を3安打無失点。9奪三振を記録するなど、付け入るスキを与えなかった。「大阪大会を勝ち上がり、近畿でも優勝して、いい形で夏に臨みたい。個人としてはチームの柱となれるような投手になりたい」と力を込めた。

 中軸をはじめ、スタメンには5人の2年生が名を連ねた。選抜大会出場はならず、春3連覇は逃したが、その期間で内容の濃い練習を積み、積極的に複数ポジションを試すなど夏を戦ううえでのベストの形を探っている状況。監督は「現段階で固定する選手は誰もいない」と話した。

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2019年4月13日のニュース