阪神・矢野監督「申し訳ない」深刻左腕アレルギー 大山は4タコ途中交代

[ 2019年4月13日 06:08 ]

セ・リーグ   阪神4―9中日 ( 2019年4月12日    甲子園 )

2回無死、大山は遊飛に倒れる(撮影・山口 和洋)
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 大逆転を信じた虎党の大歓声も、最後は大きなため息へと変わった。9回2死満塁から代打の鳥谷が空振り三振で試合終了。最大6点のビハインドを一時は2点差まで詰め寄ったが3連敗。敗戦後、ファンに一礼した阪神・矢野監督も唇をかんでわびた。

 「(声援には)申し訳ない。ファンの気持ちというのはもちろん伝わっている」

 勝機はあったが、最後は2ラン2発を放った中日・ビシエドと4番の差が出た。「(7回は)何とかひっくり返すところまで行きたかった…」。指揮官が悔やんだ場面が4番大山の打席だった。7回、2点差に迫りなおも2死満塁。谷元が投じた初球外角へのカットボールに中途半端なハーフスイングで空振り。2球目も同じコースへのカーブにバットが空を斬った。簡単に追い込まれた直後、内角への147キロ直球に詰まらされて力ない三ゴロに倒れた。11日のDeNA戦では待望の今季1号を記録したが、この日は波に乗ることができず4打席無安打に終わった。

 「客観的に自分を見られるような部分がね。行く気持ちと、冷静になる部分というのも必要かなと思った」

 オープン戦から4番として起用し続ける若虎の拙攻を、指揮官は自らのことのように悔しがった。「ピッチャーの兼ね合いもある」と説明したが、8回の守備から今季初めて試合途中での交代を命じた。

 中日先発の左腕・笠原に対し5回まで無安打で6回に1点を奪うのがやっとだった。これで今季、相手先発が左腕の試合は1勝5敗となり、左腕アレルギーは深刻さを増した。

 試合後、悩める大砲は無言で球場を後にしたが、矢野監督は言い切った。「(打順の変更は)考えていない」。命運を握る若き4番への熱いエールは、きっと届くと信じたい。(山本 浩之)

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