広島・床田 5連敗中のチーム救った!左ひじ手術乗り越え、志願のプロ初完投「素直にうれしいです」

[ 2019年4月13日 17:20 ]

セ・リーグ   広島6―1DeNA ( 2019年4月13日    横浜 )

<D・広>会沢(右)と握手する完投勝利の床田(撮影・久冨木 修) 
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 広島の床田寛樹投手(24)が志願のプロ初完投勝利でチームの連敗を5で止めた。

 初回、神里に両リーグ一番乗りとなる先頭打者本塁打を浴びて1―1の同点とされたが、結局、失点はこのソロ本塁打による1点だけ。8回まで116球を投げていたが、自ら志願して9回のマウンドにも上がり、127球で完投した。

 9回4安打1失点。2017年の左ひじ手術を乗り越えての6奪三振、2四死球の完投勝利は、今季チーム初の完投勝利投手誕生でもあった。

 「素直にうれしいです」とプロ初の完投勝利について感想を口にした床田は、チームの5連敗で迎えたマウンドも「特に連敗しているからと気負うこともなく、普段通りに入れたと思います」と冷静。8回を投げ終えた時にベンチでコーチから「行けるか?大丈夫か?」と気遣う言葉があったが「行かしてください」と答えたことを明かし「最後まで投げました」と静かに喜びをかみしめた。

 2017年に左ひじの手術を受け、2018年は1軍登板なく2軍暮らし。それが、ここまでチームが2019年に挙げた4勝の半分にあたる2勝を稼ぎ、床田が今季初勝利を挙げた6日の阪神戦(マツダ)以来となるチームの勝利だ。

 「このままチームに貢献できるように少しでも頑張るだけです」と控えめな笑みを浮かべた床田。ヒーローの頼もしい姿に、敵地へ駆けつけた鯉党も歓声をあげて大喜びだった。

 

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