星稜・林監督、指導自粛 期限は未定 サイン盗み疑惑で抗議

[ 2019年4月13日 14:45 ]

<星稜・習志野>習志野に敗れ厳しい表情でグラウンドを出る林監督(右)と奥川(右2人目)ら星稜ナイン(撮影・後藤 正志)
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 今春の選抜大会に出場した星稜(石川)の林和成監督(43)が部員の指導を自粛していることが13日までに分かった。今月5日から自粛しており、現段階で期限は未定。13日の練習試合は山下智将部長(37)が指揮を執った。

 同監督は3月28日に行われた選抜大会2回戦・習志野(千葉)戦後、二塁走者が捕手のサイン盗みを行っていたと主張。会見後に相手控え室へと乗り込み、異例の直接抗議を行っていた。監督、学校は一連の言動について日本高野連、対戦相手等に謝罪。日本高野連もサイン盗みの事実はなかったと結論付け、主張の確認作業をするため、林監督が直接視察し、同様の行為があったと主張した1回戦・習志野―日章学園戦の映像の提出を依頼していた。

 学校関係者によると主張について、監督が帰郷後に学校側の許可なく週刊誌の取材等を受け、掲載されたことが原因。学校側が自粛を要請したとされる。期限は決められておらず、復帰時期は未定。27日に初戦を迎える春季石川県大会で指揮を執る人物も未定となっている。

 監督は帰郷日の3月29日に取材に応じ「何らかの処分となれば重く受け止めたい。ただ軽はずみに言ったわけではなく、高校野球界全体を考えて言わなければと思った」と話していた。

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2019年4月13日のニュース