巨人・阿部、代打でダメ押し打 こだわり“TKG”で好調維持

[ 2019年4月13日 05:54 ]

セ・リーグ   巨人6―1ヤクルト ( 2019年4月12日    東京D )

5回2死満塁、小川から右翼線を破る2点適時二塁打を放つ代打・阿部(撮影・木村 揚輔)
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 巨人が12日、ヤクルトとの首位攻防第1ラウンドを6―1で制し、首位に再浮上した。阿部慎之助捕手(40)が今季初めて東京ドームで出場。5回2死満塁のチャンスに代打で起用されると、右翼線へダメ押しとなる2点二塁打。1個1000円の生卵をパワーの源にするベテランは、通算400本塁打に加え、350二塁打の記録にも王手をかけた。 

 オレンジ色のユニホームをまとった背番号10が輝いた。小川を攻め立て、4―1とした5回2死満塁だ。「代打・阿部」コールで、本拠に今季初登場。4万6650人から湧き起こったこの日一番の大歓声に、きっちりと応えた。

 1ボールから低めのチェンジアップを叩く。引っ張った打球が右翼線を転がる間に、2者が生還した。今季初の適時打を放ち、「(チャンスで打てて)良かったよ」と二塁上でガッツポーズ。16年の開幕戦で勝利してから8連敗中だった宿敵右腕を、この回でマウンドから引きずり降ろした。

 今季初の「橙魂デー」で着用したユニホームと同じくらい濃いオレンジ色の卵がパワーの源だ。阿部は「おいしそう」と動画で見つけた、白身をホイップ状にした卵かけご飯を作れる機器「究極のTKG」を3月に購入。とことん極めるために、専用のしょうゆに加え、4個で3980円の最高級卵「輝(かがやき)」も買いそろえた。

 オレンジ色の黄身をした「輝」は甘くて、コクがあり、栄養満点。生卵といえば、映画「ロッキー」で飲み干すシーンが有名だが、ビタミンやミネラルが豊富で、脳にいい栄養素コリンや、アンチエイジング効果のある成分も含む。4年ぶりに捕手復帰した阿部は、左ふくらはぎのケガなどで開幕から代打待機が続くが、扇の要としての出場に向けて「輝」で精をつけた。

 今季はここまで代打で5打数3安打と勝負強さを発揮。この日の適時打で通算350二塁打にあと1本。400本塁打とダブル王手をかけた。早めに切り札「阿部」を投入した原監督も「あの場面でなんとか勝負をかけたいと思った。慎之助は見事な、見事な打撃ですよね」と称えた。

 チームは再び首位に浮上した。阿部は胸を張る。「(先発の菅野)智之が球数が多かったし、110球くらいで代わると聞いてたから、ちょっと早めに準備した。それが良かった」。5年ぶりのV奪回へ、40歳の「輝き」が欠かせない。  (青森 正宣)

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