矢野阪神 OP戦1分け挟む開幕6連敗も「前を向いてやっていかないとアカンと思うしね」

[ 2019年3月11日 05:30 ]

オープン戦   阪神1―3巨人 ( 2019年3月10日    甲子園 )

ベンチの矢野監督(左)。右は浜中コーチ(撮影・森沢裕)
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 甲子園でも攻撃陣は息を潜めたままだった。零封負け目前の9回に木浪の適時打で応戦したが、反撃はここまで。5安打1得点に封じ込められた。本拠地に詰めかけた虎党にとっては、肌寒さが身に染みる拙攻。オープン戦は1分けを挟む開幕6連敗となったが、矢野監督は前向きな姿勢を崩さなかった。

 「打てなかったら、そう(淡泊に)見えているところもあるしね。ただ、それを俺は肯定する気持ちも、なにもないけどね」

 これまでも打撃が課題であることを公言しており、現実から目を背けることはなかった。オープン戦7試合で12得点と、1試合平均はわずか1・7点。この日も零封を阻止することで精いっぱいだった。連打もわずか1回。それでも表情を変えなかったのは、確固たる信念があるからだ。

 「オープンで勝ててないというのはわかっていることだしね。数字は追っかけたいところではあるんだけど。ただ、やることってシーズンに向けて状態を上げて、競争というのをやっている中で、個人個人がどうやっていくかやからね」

 あくまでも試運転の段階であることには変わりない。現状は3月29日に控える開幕戦へ向け、個人の状態を上げていくことが最優先事項。目先の白星よりも、シーズンでの結果が重要であることは言うまでもない。

 「前を向いてやっていかないとアカンと思うしね。これで落ち込むとかね。そういうのが一番良くないから」。結果にとらわれすぎるあまり、進むべき道のりを見失うことだけはあってはならない。先頭に立って前向きな態度を示したのは、そのためだ。

 オープン戦は12球団で唯一、勝利から遠ざかるが、本番まで残り10試合もある。「今やるべきことに集中して。やっていくしかないと思う」。悲観するだけでは何も始まらない。生みの苦しみに耐えたその先に、描く青写真がある。

(山本 浩之)

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