阪神 木浪 零敗阻止の一打 矢野監督「あそこで0で終わるのでは全然違うしね」

[ 2019年3月11日 05:30 ]

オープン戦   阪神1―3巨人 ( 2019年3月10日    甲子園 )

9回1死一塁、木浪は適時三塁打を放つ(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 ただ打っているだけではない。これまでも再三、非凡なところを見せてきた木浪が、自身初の「伝統の一戦」で零敗阻止となる貴重な一打を放った。

 「3打席がダメだったんで、何とか塁に出てつなげようという気持ちで打ちました。得点が入ったんで、それが1番良かったと思います」

 0―3と完敗の色が濃厚だった9回。1死から糸原が右前打で出塁すると、そこまで3打席は珍しく良いところがなかったルーキーに打席が回って来た。右腕・桜井を相手にフルカウントまで粘って6球目。真ん中低めのカットボールを捉えた打球は右中間を真っ二つに破り、適時三塁打となった。

 8日の楽天戦では、3回にチーム唯一の得点をもたらした右前適時打。9日の日本ハム戦の3回には上本の先制二塁打を呼び込む右翼線二塁打を放った。オープン戦7試合で18打数7安打2打点、打率・389もさることながら、1本、1本の安打の内容が濃い。

 矢野監督は「あそこで0で終わるのでは全然違うしね」と絶賛。開幕スタメンへひた走る姿に「アイツ自身も今スタメンをもぎ取るために行っていると思うけど、いろんなタイプ(の投手)にどんどん打席に立って感じることもある。あの1本も意味ある1本だと思うから良かった」と目を細めた。

 新人のアピールの域を超え、今の打線で1番何かやってくれそうな雰囲気を醸し出す。それでも「まだまだ足りないところがあるので」と反省を忘れない。敗戦が続く中でも、期待の星は輝き続けている。

(山添 晴治)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年3月11日のニュース