真面目な松葉が…開幕ローテ狙うオリックス左腕、7年目の“変化”

[ 2019年3月11日 15:20 ]

左右でデザインの違うアップシューズを履くオリックスの松葉
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 オリックスの7年目左腕・松葉貴大投手(28)が注目を集めている。

 2017年以来となる開幕ローテーション入り、だけではない。注目はその足元。右左でデザインの違うシューズを履いているからだ。

 「最初は間違いかと思いましたよ。アシックスの選手を見ても、誰も履いていないですし」

 キャンプ前に届いたアップシューズは、右が紺色、左がオレンジ。アスリート特有のオシャレといえば、それまでだが、履いているのが松葉、というのが面白い。自他共に認める真面目キャラ。登板前日からピリピリムードを漂わせるほど肩に力が入るタイプだ。マウンドでは基本、仏頂面。同僚からも「肩の力を抜けよ」と言われるほど、常に気を張っている。その松葉が「不揃いのシューズ」を履いているのだから、ちょっと話題になる。写真撮影をお願いしたら、「足元だけ撮ってくださいよ」と、苦笑いでユニホームをたくし上げてくれた。

 もちろん、開幕ローテ入りも注目だ。15、17年と2度の開幕キップを手にしているが、「6年間で2回しか入れていないので」と、ちょっぴり不満顔。ただし今季はキャンプ中の実戦登板でも安定しており、3月6日のヤクルト戦でも5回を3安打2失点(自責点ゼロ)。「西と金子さんが抜けて、このチャンスにどんどん若い選手も出てきていますが、自分も負けたくないと思っています。まずは競争に勝ちたい」とやる気に満ちている。

 靴だけではない。今春は取り組みにも変化を出した。ここ何年か練習メニューから外していた筋力トレーニングや遠投を再開。直球の威力を取り戻すため、どん欲に変化をもたらしている。その成果か、「普段はこの時期、140キロぐらいだった球速が、140台後半まで出るようになった」と手応えを得ている。昨季は自己最少の2勝どまりだったが、投球の軸となる直球の復活こそ松葉復活のキーとなりそうだ。

 13日の西武戦(大阪シティ信用金庫スタジアム)で先発予定。昨季のリーグ王者との対戦は、格好の腕試しで「どんどん振ってくるチームだし、長打を打てる選手が揃っている。シングルヒットはOKぐらいの大胆な割り切りで、失点したとしても最少失点で乗り切りたい」と腕をぶす。

 ちなみに同スタジアムは、大体大時代にリーグ戦などでも戦ったこともある思い出の地。「大学以来ですが、きれいな球場ですし」と、悪いイメージはないという。マウンドの違いは投手にとっては生命線となる場合もあるが“足元”は気にしていられない。開幕まで残り数試合の登板チャンスを大事にしている。 (オリックス担当 鶴崎唯史)

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