吉田正 満塁弾!代名詞フルスイングで主砲争い名乗り 稲葉監督「心強い」

[ 2019年3月11日 05:30 ]

侍ジャパンシリーズ第2戦   日本6―0メキシコ ( 2019年3月10日    京セラD )

1回無死満塁、吉田正尚は右越えに先制の満塁本塁打(撮影・井垣 忠夫)
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 侍ジャパンはメキシコ代表との強化試合第2戦を行い、6―0で勝利し、1勝1敗とした。初4番に抜てきされた吉田正尚外野手(25)が初回に右翼席へ満塁アーチを放つと、7回にも犠飛をマークするなど2安打5打点と大活躍。青学大時代に大学日本代表の4番だったスラッガーは、前夜の第1戦でも先制適時打。抜群の勝負強さで、2020年東京五輪の4番候補に名乗りを上げた。

 強烈なフルスイングから放たれた打球は、弾丸ライナーとなって右翼席へ飛び込んだ。初回無死満塁。吉田正は1ストライクからバレダが投じた内角低めの146キロ直球を捉えた。

 「コースに関係なく、打てるところに来たら思い切り強く振ろうと思っていました」

 第1戦で初回に先制適時打を放ったのと同じように、1打席目の1スイング目で仕留めた。「1球目、1歩目、どんな場面でも“1”という数字を大事にしてほしい」。稲葉監督が訴えてきた言葉を体現した。

 自慢のフルスイングが生み出した打球速度は173キロ。平均的な打球速度は150キロ台で170キロ台の本塁打は17年WBCで日本の4番を務めたDeNA・筒香やエンゼルス・大谷と同レベル。野球を始めた小学2年の頃から「1キロのマスコットバットを“重てえな”って思いながらガンガンに」振り回して築いた。身長1メートル73と小柄で、16〜17年と悩まされた腰痛の原因と指摘される向きもあったが、「そういう声があるのは分かっているけど自分のスイングは自分が一番分かっている」と自身のスタイルを貫く。

 青学大4年で大学日本代表として出場した15年ユニバーシアード大会で4番を務め優勝に貢献。その時から抱き続けた思いがある。

 「ずっとトップチームでという思いがあった。(東京五輪は)自国開催で年齢的にも良い時期。出るからには主軸。チームが金メダルを獲れる選手というのが絶対条件。その一つのピースになりたい」。11月開催の「プレミア12」から20年東京五輪へつながる一打でもあった。

 お立ち台では「また(代表のユニホームを)着たい」と宣言。オリックスでおなじみの「マッチョポーズ」も飛び出した。侍の4番候補はDeNA・筒香、ソフトバンク・柳田、広島・鈴木ら強打者が居並ぶが、吉田正のフルスイングは、間違いなく指揮官の脳裏に色濃く残ったはずだ。 (湯澤 涼)

 ◆吉田 正尚(よしだ・まさたか)1993年(平5)7月15日生まれ、福井県出身の25歳。敦賀気比で1年夏、2年春と甲子園出場。青学大では1年春から東都リーグ戦に出場、大学日本代表で4番。15年ドラフト1位でオリックス入団。入団から2年間は腰痛などで計127試合出場に終わったが、昨季143試合に出場し打率.321、26本塁打、86打点。1メートル73、83キロ。右投げ左打ち。

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