キャラが立っとる!大谷のものまねで西武ファンの心をつかんだドラ2渡辺勇太朗

[ 2018年12月18日 11:00 ]

<西武新入団選手発表>エンゼルス・大谷翔平投手の打撃フォームを物まねするドラフト2位の渡辺勇太朗投手(浦和学院)
Photo By スポニチ

 キャラが立っとる!記者だけでなく、集まった大勢のファンもそう思ったに違いない。

 今月13日に埼玉県所沢市内で行われた、西武の新入団選手発表会。ファンクラブ会員500人が見守る前で、特技を聞かれたドラフト2位・渡辺勇太朗投手(18=浦和学院)は「エンゼルスの大谷選手のものまねです。やってみてもいいですか?」。そしておもむろに降壇し「レフトへの流し打ちのホームランです!」と、ものまねを始めた。

 まず構えからそっくり。広めのスタンスに、ノーステップで右足をクイッと動かす。フォローも大きく、視線は打球の行方を見ていた。見事な出来映えにファンは拍手喝采。1メートル93の大谷とほとんど変わらない、1メートル90の長身が「映え」る。ツイッター「スポニチ野球記者」に動画をアップしたところ、「いいね」は2000を超え、再生回数は5万回以上に達した。

 西武は今オフ、菊池に浅村、炭谷と主力がチームを去った。発表会では冒頭、居郷肇球団社長が「大変ご心配をおかけしております」とファンに向けて話したほど。しかし、プロ野球の世界は次なるスターが続々と生まれるから面白い。だからこそファンも応援し続ける。まるで物怖じしない渡辺の姿には、その片りんが垣間見えた。ものまねを披露し終わると「僕も大谷選手のように、二刀流で頑張りたい!」。一拍おいて「うそです!」。壇上の辻監督も爆笑で、これでファンのハートをグッとつかんだ。

 もちろん実力も折り紙付き。今夏の甲子園では浦和学園のエースとしてベスト8に導き、吉田(金足農、日本ハム1位)、根尾(大阪桐蔭、中日1位)、藤原(大阪桐蔭、ロッテ1位)、小園(報徳学園、広島1位)らとU18アジア選手権の代表メンバーにも選ばれた。最速149キロ。埼玉県羽生市出身で、生まれも育ちも埼玉一筋の右腕は「埼玉の星になります!」と意気盛んだ。

 発表会の始まる前。渡辺はユニホーム姿で報道陣に囲まれた。着心地を聞かれると、「ちょっといいですか?」と背後のガラスを振り返って身だしなみチェック。「似合ってるな。いい感じ」とニヤリと笑った。その堂々たる振る舞いに、アラフィフのおじさん記者も「この選手は凄いな。面白いぞ」と胸が躍ってしまった。18歳。将来のスター候補生としての素質は十分だろう。去る人あれば来る人あり、の球界。来年の球春到来が、今から待ち遠しい。(記者コラム・鈴木 勝巳)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2018年12月18日のニュース