広島・緒方監督「ナイスゲームでした!」投打がっちり、松山好捕で主導権渡さず

[ 2018年10月28日 22:42 ]

SMBC日本シリーズ第2戦   広島5―1ソフトバンク ( 2018年10月28日    マツダ )

<日本シリーズ 広・ソ>勝利監督インタビューを終えて声援に応える緒方監督(撮影・北條 貴史) 
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 SMBC日本シリーズ(7試合制)は28日、マツダスタジアムで第2戦が行われ、球団史上初のセ・リーグ3連覇を果たし34年ぶり日本一を目指す広島がソフトバンクに5―1で勝って初勝利。延長12回で決着つかず、32年ぶりのドロー開幕となった今シリーズの通算成績を1勝1分けとした。

 レギュラーシーズン11勝を引っ提げ、先発マウンドに上がった左腕のクリス・ジョンソン投手(34)が7回で7三振を奪い、4安打1失点と好投。主砲の鈴木誠也外野手(24)は初回に先制適時打となる遊撃への内野安打を放つと、5回には中前へ中押し点となる2点適時打を放つなど3安打3打点でチームを勝利にけん引した。

 ホームでの第2戦で快勝した緒方孝市監督(49)は「きのう厳しいゲームで勝ち切れなかった分、このホームでどうしても先に1勝挙げたかったんで…ナイスゲームでした!」と声を張り上げ、真っ赤に染まったスタンドからは大歓声。「ジョンソンがしっかり投げてくれました」と7回1失点のジョンソンの名前を挙げると、「初回から田中が出塁してくれて、誠也のラッキーな当たりでまず先制できたのが非常に大きかった」と初戦に続いて初回に挙げた先制点を評価した。

 初回に4番・鈴木の適時打で先制し、3回に3番・丸の犠飛と5番・松山の適時打で追加点を挙げると、5回には再び主砲の鈴木が2点適時打。「クリーンアップがしっかりと打点を挙げてくれた」と喜んだ指揮官は続けて「あの苦しいところで松山がファインプレーをしてくれたんで、あそこで流れを相手に渡さずゲームができた」と1点を失ってなおも2死一、二塁とピンチが続いた7回の守りで甲斐の鋭い打球を好捕して3アウト目を取った一塁手・松山のプレーを勝因の1つに挙げた。

 投打がっちりでの勝利に「しっかり自分たちの野球ができたと思います」と緒方監督。「厳しい戦いが続くと思いますが、福岡でも1戦1戦しっかりと自分たちの野球をやりたいと思います」と敵地に乗り込む3戦目以降を見据えた。

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2018年10月28日のニュース