ソフトB甲斐&高谷が盗塁阻止 セトップ95盗塁広島の足封じた

[ 2018年10月28日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ第1戦   ソフトバンク2―2広島 ( 2018年10月27日    マツダ )

<広・ソ>9回2死一塁、上本の二盗を刺す甲斐(撮影・北條 貴史)
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 今季リーグトップの95盗塁。広島が誇る足を見事に封じた。9回、サヨナラ負けにつながりかねないピンチを捕手のソフトバンク・甲斐が防いだ。2死一塁で代走・上本がスタートを切ると、二塁に向かって「甲斐キャノン」を発射。シーズンでは両リーグ1位の盗塁阻止率・447を誇った強肩で、悠々とアウトに仕留めた。

 マウンドの森が古傷の左足首を気にしていただけに「大きかったです」と甲斐。延長11回には途中出場の高谷も魅せた。再び2死一塁。失策で塁に出て、二盗を狙った野間をストライク送球でアウトに。36歳のベテランは「加治屋がクイックとかしてくれていたし、自分の形で(二塁に)投げようと思った」と振り返った。高谷も盗塁阻止率はリーグ2位の・385。攻撃力がクローズアップされる中で、ソフトバンクは守ってもしぶとい。

 《大舞台で強肩ぶりを発揮》ソフトバンクは9回に甲斐が、11回は高谷がいずれも二塁盗塁を阻止。今季公式戦では規定以上の捕手の中で甲斐が盗塁阻止率・447で1位、高谷が・385で2位とリーグ1、2位を独占。日本シリーズ通算でも甲斐が阻止率1・000(許盗塁0、盗塁刺2)、高谷が・571(許盗塁3、盗塁刺4)と大舞台で強肩ぶりを発揮している。

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2018年10月28日のニュース