広島 投手8人しのいだ 両軍計15人は史上最多

[ 2018年10月28日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ第1戦   広島2―2ソフトバンク ( 2018年10月27日    マツダ )

<広・ソ>延長12回を無失点に抑えた8番手・中田(撮影・篠原岳夫)
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 懸命につないできたバトンを、最後の最後で落とすわけにはいかなかった。2―2の延長12回から広島8番手・中田が登板。2つの四球で2死一、二塁とされたが、最後はフルカウントからグラシアルをカットボールで中飛に仕留めた。

 「しびれましたが、いつも通りいけた。先頭の四球がもったいなかったですが、長打を打たれるより良いと切り替えました。結果、0で良かったです」

 先発の大瀬良が5回で降板して以降は、小刻みな継投でつないだ。6回から岡田、一岡がそれぞれ1イニングを零封すると、8回からはフランスアが登板。1番・上林からの上位打線を難なく退けると、9回もマウンドへ向かった。150キロ超えの速球を連発し、中村、内川を連続で空振り三振。最後は西田のセーフティーバントを巧みに処理し、2イニングを1安打無失点に封じた。

 「前回の日本シリーズは6連投。今回も任されるのであれば頑張りたい」

 16年の日本シリーズで初戦から6連投したジャクソンは、延長11回から登場。2死一、三塁のピンチで降板したものの、内容自体は決して悪くなかった。今季のレギュラーシーズンでも7人以上が登板した試合は5勝0敗と無敗。データ通りに何度もピンチを凌ぎ、敵軍に中継ぎ陣の粘り強さを見せつけた。

 ◇第1戦の主な記録

 【新記録】

 ▽1試合チーム最多三振合計27(補回試合)広島13、ソフトバンク14

 ▽1試合投手最多出場人員合計15(補回試合)広島8、ソフトバンク7

 【タイ記録】

 ▽捕手1試合最多補殺4 甲斐(ソフトバンク)=5人目

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2018年10月28日のニュース