阪神ドラ1近本 4の0でも素質の片りん見せた 赤星級俊足披露

[ 2018年10月28日 05:30 ]

オープン戦   大阪ガス5―2JR東日本東北 ( 2018年10月27日    今津総合グラウンド )

<JR東日本東北・大阪ガス>3回1死一、二塁、大阪ガス・近本は非凡なスピードをみせるも、投ゴロ併殺に倒れる(撮影・坂田 高浩)
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 阪神にドラフト1位で指名された大阪ガス・近本は兵庫県西宮市の今津総合グラウンドでJR東日本東北とのオープン戦に「5番・中堅」でフル出場した。注目されたドラフト指名後初実戦は4打数無安打ながら一塁到達まで3秒75の好タイムを計測。さっそく「赤星級」の俊足を披露した。

 無安打1四球で迎えた9回2死一塁の第5打席。2球目を振り抜いた一、二塁間への痛烈なゴロは一塁手の好捕に阻まれ、間一髪でアウトになった。打撃を終えてからの一塁への疾走を計測した報道陣のストップウオッチには驚きの数字が示された。

 プロでも4秒を切れば俊足と言われる中で3秒75。少しでも守備にミスがあれば内野安打を奪えるスピードだ。数字だけなら「1番の目標」と憧れを抱き、矢野監督も「そういう選手になってほしい」と“継承”を期待するOBの赤星氏にも遜色はない。11月1日開幕の社会人日本選手権直前のため、取材対応はなし。大会でも自慢の足で暴れ回り、プロへの弾みをつけたい。(山添 晴治)

 ▽一塁到達タイム 一般的に左打者は4秒を切れば俊足と言われ、阪神で5度の盗塁王に輝いた赤星憲広氏は3秒74とされる。MLB公式サイトでは、バント以外で打席から一塁まで全力疾走した際の平均タイムを算出。16年に43歳シーズンだったイチローは3秒94で全体の5位にランクインした。

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2018年10月28日のニュース