ドジャース世界一へ…落書きアートに込めた願い

[ 2018年10月28日 05:30 ]

ドジャースの世界一を祈願する落書きアート(撮影・奥田秀樹通信員)
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 【102年ぶり名門対決 Wシリーズ舞台裏】 ロサンゼルス市内、球場から車で約20分の交通量の多い一角にある古アパートが、3日間でドジャーブルーの落書きアートに変身した。手がけたのはヘクター・テトリス・アリアス氏(29)。地域の不動産業者から委任された。名付けて「ドジャーハウス」。エースのカーショー、81年の世界一に貢献したメキシコの英雄バレンズエラ氏らを描いた。

 このアパートは1カ月ほどで取り壊される予定だが「落書きアートの寿命とはそういうもの」とアリアス氏。そして、こう続けた。「大事なことは今、見てくれた人が楽しんでくれることと、コミュニティーが一体感を持ってくれること。ロサンゼルスならではの文化なんだ」。

 アリアス氏は88年の12月にメキシコで生まれた。最後にドジャースが世界一になった2カ月後だ。10歳でロサンゼルスに移住し、何度も球場で応援してきた。「長く待ちすぎた。今年こそは絶対に優勝してほしい」。落書きアートは、願いをかなえられるか。 (シリーズ取材班)

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