阪神退団、現役続行の西岡が独占手記 猛虎へラストメッセージ「本当に阪神に入団して良かった」

[ 2018年10月3日 07:15 ]

金本監督(左)とあいさつを交わす西岡 (撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 阪神の西岡剛内野手(34)が今季限りで退団することが2日、わかった。前日1日のDeNA戦後に球団側は来季契約を結ばない旨を本人に通達。この日、自身のインスタグラムを更新して退団の意向を明かした。現役続行を希望しているスピードスターが、スポニチ本紙に独占手記を寄せて胸中を激白した。

 ファンの皆さん、チームメートの方々、読者の皆さん、こんな形での報告となってしまい本当に申し訳ありませんでした。驚かせてごめんなさい。僕自身も、こんなつもりはなかったのですが…。

 前日10月1日の試合後に球団から戦力外通告を受けました。阪神に移籍してから6年。タテジマのユニホームを脱ぐときは…という入団当初に思い描いていた形ができなかったことには悔しい思いがあります。ただ、阪神ファンの皆様には、いつも、どんなときでも温かいご声援を頂きました。本当にありがとうございました。

 タイガースでは想像もしていなかったケガの連続で、思うような活躍ができなかったことには申し訳なく思っています。それでも、この6年間を振り返れば決して悪い思い出ばかりではありませんでした。

 毎日毎日、球場を埋め尽くしてくれる熱いファンの前で野球ができて、本当に阪神に入団して良かったと心から思えました。憧れ続けてきた甲子園球場をホームグラウンドに、土の上で泥だらけになってプレーできたことは幸せな時間となりました。わずかだったかもしれませんが、活躍したときに頂いた強烈な大歓声は今でもずっと耳に残っています。

 阪神での思い出に順番はありませんが、やはりアキレス腱を切ったときのことが一番記憶に残っています。当時は苦しいとか悔しいという感情よりも、ホッとした気持ちでした。これで野球を辞められると思いました。

 ただ、そんな感情が変化していった理由は周りの人たちの支えがあったからです。何かが起こると、必ず支えになってくれる人に出会えました。その方々のおかげでユニホームを着続けることができました。アキレス腱を切ったことで自分の中に存在していた甘い部分などにも気づくことができました。

 阪神タイガースという人気球団でプレーする大変さは野球人生の中で初めての経験でした。とても楽しかったですが、重圧も半端なかったです。ただ、こんなチームで優勝することができたら、どんでもないことが起こるだろうという思いで必死に戦っていました。いろいろな経験ができたことは今後の人生の中で必ずプラスになると思います。

 ただ、これだけ注目されてプレーする若手選手は本当に大変だと感じました。そんな特別な環境を乗り越えるには周りのサポートが必要です。決して簡単なことではないですが、時代の変化に合わせていけるチームになってほしいと思います。

 最後に、自身のインスタグラムで退団を公表したのには理由があります。僕が1軍に上がってからは暗いニュースばかりでした。僕のことも明るいニュースではないですが(笑い)。この現状を打破するためには、何かチームの話題を大きく変えないと、さらにどん底に沈んでしまうという思いが強かったからです。許してください。まだチームには戦いがあります。だからこそ僕も前を向きます。(阪神タイガース内野手)

続きを表示

「第101回全国高校野球選手権大会 各地区結果」特集記事

「第90回(2019年)都市対抗野球大会」特集記事

2018年10月3日のニュース