西武、CSにらみハムと水面下の攻防 炭谷二塁へ“セーブ投球”で重盗阻止

[ 2018年10月3日 08:23 ]

パ・リーグ   西武3―2日本ハム ( 2018年10月2日    札幌D )

3回2死一、二塁、打者・アルシアの時に日本ハムが重盗をしかけ、源田が本塁に送球で二塁走者の松本が走塁死(撮影・高橋茂夫)
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 【ここにFOCUS】すでに腹の探り合いは始まっている。1点を追う3回2死一、三塁。まだ回は浅く、打席に5番・アルシアという場面で日本ハムが重盗を仕掛けてきた。

 「一昨日(9月30日)もあった。(三塁)走者が走ってくるのは想定していたし、コントロールして送球した」。西武の捕手・炭谷は遊撃手・源田からの返球も考慮して、力をセーブして送球。結果、三塁走者の松本は本塁でアウト。対戦の可能性があるCSファイナルステージへ向けた水面下の攻防だった。

 餌をまいたのは日本ハム。試合前の段階で栗山監督は「(CSを想定して)仕掛けて意識付けしていく。西武がどう捉えるか楽しみ」。ここ3試合で2度目の重盗の仕掛け。西武がどう対応し、考えるか。本番を前にその布石を打った。

 「(CSへ)始まってるな、と感じた」と炭谷。辻監督も「元々、いろいろやってくるチーム。十分用心はしている。確認することもある」と話した。(鈴木 勝巳)

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2018年10月3日のニュース