阪神・岩田6回2死まで無安打も…丸に痛恨被弾「めちゃうまかった」 

[ 2018年10月3日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0―1広島 ( 2018年10月2日    マツダ )

6回2死、丸(奥)に先制ソロ本塁打を浴びて肩を落とす岩田(撮影・北條 貴史)
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 阪神は先発の岩田が1球に泣いた。初回1死一、三塁のピンチを切り抜け、6回2死まで無安打投球。完全にリズムに乗っていたはずが、今季初勝利への道筋は突如、暗転した。

 6回も簡単に2死を奪い、迎えた丸への6球目。内角低めのツーシームを捉えられ、中堅へ先制ソロを被弾した。「(丸は)めちゃうまかったですね…」。コース、高さともに捕手の要求通り。渾身(こんしん)の1球を敵の主砲に打ち砕かれた。

 初安打で均衡を破られたとはいえ、最後まで気持ちは切れなかった。6回を投げ終え111球も、ベンチはベテラン左腕の状態を見て続投を決断。7回も無失点に封じて122球を投げ抜いた。香田投手コーチも「岩田らしさは十分、出ていた。非常に良かった」と力投を称えた。

 「良い勝負はできたと思いますけど、勝たないといけなかった。悔しいですね」。打線の援護なく、今季初勝利は5度目の先発でも遠かった。今後、レギュラーシーズンでの登板は未定ながら、意地だけは見せた。

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2018年10月3日のニュース