大谷、バーランダーから14号2ラン&マルチ 初の“報復死球”には苦笑い

[ 2018年8月26日 13:32 ]

ア・リーグ   エンゼルス3―8アストロズ ( 2018年8月25日    アナハイム )

<エンゼルス・アストロズ>4回無死一塁、中越え2ランを放つ大谷(右)と“しまった”と打球を見上げるバーランダー(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は25日(日本時間26日)、本拠地アナハイムでのアストロズ戦に「4番・指名打者」でスタメン出場。4回の第2打席で、メジャー通算200勝を達成したばかりの右腕・バーランダー(35)から、5試合ぶりのアーチとなる14号2ランを放つなど3打数2安打2打点だった。8回の第4打席ではメジャー移籍後初の“報復死球”も受けた。エンゼルスは大谷の本塁打などで一時、1点差まで追い上げたが、終盤に突き放され3―8で敗戦、5連敗となった。

 アストロズの先発は、11年サイ・ヤング賞受賞のバーランダー。大谷は4点を追う4回無死一塁から初球のチェンジアップをジャストミート。打球はバックスクリーンを越えた。今月19日(同20日)のレンジャーズ戦の7回に代打で13号3ランを放って以来の一発だ。

 3点を追う2回無死からの第1打席は、2ストライクからの3球目の外角高めのチェンジアップを叩き、右翼線二塁打。1死後、三盗を試みたが、エンゼルスからアストロズに移籍したばかりの捕手のマルドナドの好送球で刺殺された。6回無死一塁からの第3打席は、2ストライクからの3球目の155キロ直球に空振り三振に倒れた。

 大谷は8回の第4打席でオスーナの初球が背中付近に当たる死球。エンゼルスは7回、5番手のアンダーソンがアストロズのアルテューベに死球を与えており、大谷の死球はその報復とみられる。このプレーで審判からは両チームに警告が出た。思わず苦笑いを浮かべた大谷だったが、続くプホルスの三ゴロで二塁に走塁する際、二塁手のアルテューベと死球を受けた同士で体をタッチし合う場面もあった。さらに、直後の9回にはエンゼルスのマグアイアがグリエルに死球を与えて退場。この判定に猛烈に抗議したソーシア監督にも退場が宣告された。

 大谷は、この日の試合前にエンゼルスタジアムのブルペンで投球練習。軽めに21球を投げ「次回の実戦形式のピッチングに向けて、しっかりやっていければなと」と振り返った。今季中の投手復帰を目指す右腕は、週明けに実戦形式で45〜50球を投げる予定になっている。

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