清宮 大谷超え弾!高卒新人4号は張本以来球団59年ぶり 19歳最年少サイクルはならず

[ 2018年8月26日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム3―3楽天 ( 2018年8月25日    札幌D )

8回無死、勝ち越し本塁打を放った清宮(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(19)は25日、楽天戦に「6番・DH」で出場し、8回に一時勝ち越しの右越え4号ソロを放った。

 高卒新人の4本塁打は、球団では二刀流・大谷翔平(現エンゼルス)の3本を抜き、1959年の張本勲(13本)以来59年ぶりとなった。プロ初の三塁打を放ち、同じく初の3安打猛打賞も記録。試合は延長12回の末、引き分けに終わった。

 本拠地初アーチに猛打賞、三塁打、さらに死球。何もかもが初もの尽くしだ。清宮がさらなる「初」に挑んだのが同点の延長12回。二塁打が出れば史上最年少でのサイクル安打達成だった。ハーマンの初球、カーブを強振したが、高く上がった飛球は中堅・田中のグラブへ。「(サイクル安打は)もちろん分かっていた。意識はしなかったけど詰まってしまった。打ちたかった」と勝ちきれなかった悔しさをにじませた。

 それでも一時勝ち越しのアーチを描いた。2―2の8回、宋家豪(ソンチャーホウ)の2球続いたチェンジアップを狙った。「打った瞬間にいった」と確信する一発。「右翼席までファンで埋まった中で、僕の打球が吸い込まれていくさまは今までにない気持ち良さだった」。ベンチに帰ると本塁打パフォーマンスとして定着してきた「キヨダンス」を本拠地で初披露した。

 今季4本目。清宮と入れ替わるように海を渡った大谷は、高卒1年目の13年に77試合で3本。それをわずか28試合目で上回った。「大谷さんは投手もやっていたし、人それぞれのスピードがある」。そう謙遜したスラッガーは延長10回に中堅フェンス直撃の三塁打を放った。高卒新人が同一試合で本塁打と三塁打を記録したのは1955年の榎本喜八以来63年ぶり。伝説の大打者も同じ早実出身という巡り合わせだった。

 試合前に札幌市出身の歌手・大黒摩季から激励を受けていた。試合前の特別ライブで「熱くなれ」、「ら・ら・ら」の2曲を熱唱した大黒と面識があり「久しぶり。頑張ってね」と激励を受け、本拠地を「熱く」する大活躍を見せた。

 21日の1軍昇格後は5試合で打率・389、3本塁打、8打点。試合後に札幌ドームの外で予定されていた花火大会は強風のため中止となったが、4万1138人の観衆を熱狂させるには十分な猛打ショーだった。「チームが勝つためにやっていきたい」。もはやチームに欠かせない戦力。次こそはチームを勝利に導く一発を放つ。

 ○…清宮が8回に4号勝ち越しソロ。1号が先制、3号が逆転となっており、4本塁打中3本が肩書つきの殊勲弾だ。

 高卒新人のシーズン4本塁打以上は、14年森(西)の6本以来2リーグ制後17人目。チームでは東映時代の56年山本の4本、59年張本の13本に次ぎ59年ぶり3人目で、ドラフト制以降に限れば13年大谷(現エンゼルス)の3本を抜く最多本数になった。

 この日は10回に初の三塁打も記録。高卒新人が同一試合で本塁打と三塁打を打つのは同じ早実出の榎本(毎日)が55年7月10日阪急戦でマークして以来63年ぶり。日本ハムでは前身球団を通じ清宮が初めてだ。

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