ヤクルト山田哲 打って走って逆転G討ち!珍し自画自賛「必死こいていい仕事」

[ 2018年7月27日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―1巨人 ( 2018年7月26日    京セラD )

<巨・ヤ>延長11回無死二塁、山田哲は勝ち越し適時打を打つ(撮影・荻原 浩人)
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 ヤクルト・山田哲人内野手(26)が26日、巨人戦に「3番・二塁」で出場し、打って走っての活躍でチームを今季2度目の6連勝に導いた。9回に二盗を決めて同点のホームを踏むと、延長11回には決勝の中前適時打。これで7試合連続安打で、6試合連続打点とし、自身3度目の「トリプルスリー」へ好調をキープしている。

 勝利を決める山田哲の打球が、中前へ落ちた。二塁走者の青木が一気に生還した。一塁ベースで右手を上げ、ベンチでは仲間たちが笑顔を浮かべた。

 「逆方向を意識して欲を出さず、進塁打の気持ちでした」

 1―1の延長11回無死二塁。「ヒットを狙っていた」と、4番手・上原のスプリットを振り抜いた。何よりも欲しかった2点目。連勝中の全6試合で打点をマークする決勝中前適時打となった。

 同点劇は足で魅せた。0―1の9回1死から右前打で出塁し「初球から行こうと思っていた」とリーグトップの今季22個目の二盗に成功。その後、三塁へ進んで2死から雄平の中前打で生還した。リーグ断トツの81得点。「必死こいて塁に出ました。(盗塁と得点で)いい仕事ができた。自分でいうのもあれですけど、よかった」と珍しく自画自賛した。

 地元の関西での試合。チームにとって孝行すぎる息子は、家族にとっても孝行息子だ。オフになれば、母・則子さんと一緒に買い物に出かける。母の日などは「電話はするよ。ありがとうとかじゃなく、何か用事をつくって…。シャイやから…」と笑うが、家族への感謝は常に忘れない。

 打線はメルセデス攻略に苦しんだが、救援陣を打ち崩し、チームは今季2度目の6連勝で2位をキープ。「ここ最近、こういう試合が続いている。自信を持っていい。こういう試合が多くなれば、上にいける」。打率・310&23本塁打で、3度目の「トリプルスリー」を射程圏内に入れる主砲は8・5ゲーム差で追う首位・広島も視界に入れていた。 (細川 真里)

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