大谷 二刀流ルーティン再開 投手復帰前進、再発防止策も

[ 2018年7月22日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス1―3アストロズ ( 2018年7月20日    アナハイム )

<エンゼルス・アストロズ>7回、三振に倒れる大谷(AP)
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 地区首位を走るアストロズに完敗となったが、エンゼルス・大谷の表情はすっきりしていた。20日(日本時間21日)、試合前にキャッチボールを行い、試合は「5番・DH」でフル出場。二刀流のルーティンの再開に「凄くうれしい。早く(投手でも)復帰できるように段階を踏んでできれば」と語った。

 キャッチボールは20メートルの距離で水原一平通訳を相手にセットポジションや助走をつけての投球動作を確認。ビリー・エプラーGMは今季中の投手復帰を明言し、大谷も「そこを目指してやりたい」と話した。球団はマイナー戦登板の場合、故障者リストに入れる選択肢も用意。日本ハム時代に2軍調整なしで復帰した例もあり、柔軟に経過を見守る。大谷は「フォームを見直すことも必要」と再発防止への対策も語った。

 試合は15年サイ・ヤング賞左腕カイケルに3打席連続三振。内角へのツーシーム攻めに苦しんだが「振る中で合わせていければ。今日1回だけの対戦ではない」と雪辱を期した。 (柳原 直之)

 《全打席三振はメジャー移籍後初》大谷の1試合3三振は今季4度目だが、3打席以上に立った試合で全打席三振を記録したのはメジャー移籍後初めて。日本ハム時代も1試合のみで、「7番・投手」で先発出場した15年6月6日阪神戦(甲子園)の全3打席でメッセンジャーに空振り三振を喫した。

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