【香川】丸亀城西、逆転で13年ぶり聖地へ 次の目標は「甲子園1勝」 高松84年ぶり出場ならず

[ 2018年7月22日 17:09 ]

第100回全国高校野球選手権記念香川大会決勝   丸亀城西9―4高松 ( 2018年7月22日    レクザムスタジアム )

 ノーシード同士の決勝戦は、昨年の決勝敗退の雪辱を誓った丸亀城西が9―4で高松に逆転勝ちし、13年ぶり5度目の甲子園出場を決めた。64年ぶりに決勝進出した高松は、第1回大会に高松中として出場したレジェンド校として注目を集めたが、1934年以来、84年ぶりの出場は果たせなかった。

 試合は高松が2回に2点を先制。丸亀城西は3回に追いついたが、再び2点差を追う6回、福田の同点2ランなどで3点を奪って逆転。7、8回にも追加点を挙げて逃げ切った。河本浩二監督は「自分で考えて戦えるようになり、本当に精神的にも成長した」と選手を称えた。

 試合を好転させたのは4回途中からリリーフした背番号1の大前だ。今大会は全5試合ともリリーフ登板で、投げっぷりの良い投球でチームにリズムを呼び込む。準決勝の英明戦も、0―5の7回から逆転勝ちするなど「逆転の丸亀」が合言葉。この日も6回1失点(自責0)で逆転勝ちを呼び込み、「冷静にいつも通り投げられたのがよかった。リリーフも慣れました。ピンチで回ってくるのは分かっているので、自分の力を出せた」と充実感をにじませた。

 丸亀城西にとって、優勝は通過点。過去4度出場した甲子園大会は全敗しており、河本監督は「甲子園で1勝という2つ目の目標がある」と、早くも次を見据えていた。

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2018年7月22日のニュース