大阪ガス４強一番乗り　６回打者一巡４点逆転

スポニチ後援第８９回都市対抗野球第９日・準々決勝   大阪ガス５―４ＮＴＴ東日本 （ 2018年7月21日    東京ドーム ）

＜大阪ガス・ＮＴＴ東日本＞６回１死一、三塁、暴投で同点の生還を果たした大阪ガス・近本はガッツポーズ（撮影・尾崎　有希）
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　大阪ガスの橋口博一監督は決して「流れ」とは言わなかった。２点を追う６回無死一塁。先発・温水を諦め猿渡を投入。すると併殺、内野ゴロで３者凡退。その裏、大阪ガスのビッグイニングが待っていた。

　決して派手さはない。先頭・峰下が詰まった中前打。野手がもたつくと一気に二塁へ。隙は見逃さない野球が前年覇者を追い詰める。安打と近本の三ゴロで１点差。その近本が二盗を仕掛け、送球エラーで三進。そして暴投で同点と、足を生かした攻撃で、その後も２点を加えた。

　「めっちゃうれしい。逆転の大阪ガスだし、ベンチも最高に盛り上がってます」と近本の言葉にスタンドも沸く。都市対抗、日本選手権合わせ５度の準優勝。今年こそと全員がその気になっている。