広島 連夜の逆転G倒 龍馬だ会沢だ、マツダなら菅野も撃つ

[ 2018年7月22日 05:30 ]

セ・リーグ   広島7―5巨人 ( 2018年7月21日    マツダ )

<広・巨>5回、菅野(手前)から勝ち越しの適時打を放った会沢はガッツポーズ。右は岡本(撮影・荻原 浩人)
Photo By スポニチ

 いまの広島は菅野という大きな壁さえ乗り越えた。21日の巨人戦(マツダスタジアム)で一度は劣勢に立たされながら今季24度目の逆転勝利。5回の波状攻撃は下位打線がやってのけた。

 1点を追う展開で先頭の丸が出塁。鈴木と松山の凡退で2死になっても終わらない。野間の右前打で一、三塁で広がり、西川が初球直球を左翼線へ。「いい投手なので甘い球は来ない。振っていこうと思っていた」。同点に追いついただけでなく、野間の西川の快足でなお二、三塁の好機を残した。

 会沢は1ストライク後の内角球を詰まりながら左前へ。勝ち越しの2点適時打で決勝打になり、「今日は大事な試合になると思っていた。厳しいコースだった。なかなか甘い球はこない中、どんどん振っていこうというのは全員が思っていたと思う」と胸を張った。

 逆転の立役者が口をそろえた積極的な姿勢は先制点を放った鈴木も同じだ。16日の中日戦で左すね付近に自打球を当てて途中交代して以来の先発出場。初回2死三塁で「積極的にいこうと思っていた」と1ボールからのカットボールを捉え、中越え二塁打にした。前日に頭を刈り込んだ気合もバットに込めた。

 野間、西川、会沢は菅野から2安打ずつ。鈴木を中心にした後も好調の下位打線が控え、難敵に息をつく間を与えず、緒方監督は「2死からつながったり、逆転できたのはよかった」とうなずいた。今季最多の貯金14。2位との7ゲーム差は8日以来の今季最大だ。完全に3連覇への独走態勢へ入った。

続きを表示

この記事のフォト

2018年7月22日のニュース