ソフトB内川 胸張る満塁V弾「打った瞬間はうそだろ、と」

[ 2017年5月25日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク10―4ロッテ ( 2017年5月24日    ヤフオクドーム )

<ソ・ロ>7回1死、満塁本塁打を放った内川はナインに向かって胸を張るポーズ
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 決着は満塁弾だった。ソフトバンクは24日、10―4でロッテに大勝。4―4の7回に内川聖一外野手(34)が2試合連続9号、自身4本目となる満塁ホームランを放った。6回はアルフレド・デスパイネ外野手(30)の11号ソロ、8回には柳田悠岐外野手(28)の8号2ランも飛び出し、今季初となるクリーンアップそろい踏み。同じ11安打の相手打線に破壊力の差を見せつけ、貯金は再び最多タイの11。うち9個までがロッテと上得意様だ。

 確信に満ちた表情で右拳を突き上げた。同点の7回1死満塁。内川がロッテ・有吉の初球、チェンジアップをすくい上げた。打球はきれいな弧を描き、左翼席に飛び込む9号満塁弾。昨年6月11日の巨人戦(ヤフオクドーム)以来、自身4度目のグランドスラム。追いすがる相手を振り切る4番らしい一発。お立ち台で笑みがはじけた。

 「打った瞬間、“ウソやろ?”と思った。マジかと。柳田が歩いて、勝負しないといけないと気持ちが切り替わった」

 さすがの活躍だ。投手陣は先発の和田、武田が離脱し、守護神サファテが家族の見舞いで一時帰国中と万全には程遠い状況。もつれた試合で巡ってきたチャンスを逃さなかった。「最後はいいバッティングをしたいと思っていた」と8回の第5打席で中前打。2試合連続マルチ安打で通算2000安打まで残り46本とした。

 今季初めてクリーンアップが本塁打そろい踏みだ。6回にデスパイネが1点差に迫る11号ソロを放ち、8回は柳田がダメ押しの8号2ラン。昨年6月3日の交流戦・広島戦(マツダ)で柳田、内川、松田(いずれも黒田から)の3連発以来となる新クリーンアップ初の競演弾。内川は「4番よりも、3番、5番の方がホームランを打つ確率が高いので、僕も負けないように頑張りたい」と笑った。柳田は「みんな良いスイングをしているからホームランになっている」、デスパイネも「今後の試合も(そろい踏みが)続けばいい」と切磋琢磨(せっさたくま)を誓った。ロッテと同じ11安打でも6点差をつけての圧勝。重量打線の破壊力を見せつけた。首位・楽天とは2・5差、チーム一丸で追う。 (後藤 実穂)

 ▼ソフトバンク・川島(3試合ぶりスタメンで、初回にチェンの初球を左越えソロ。自身初の先頭打者アーチで、試合後はお立ち台に上がる)1番、セカンド、川島の時、ちょっとがっかりした感じがあるのかなと思った。川…崎だったらワーっとなる。川島もよろしくお願いします。

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