無死三塁生かせず…金本監督怒「あれだけ言っても これはもう指導力不足」

[ 2017年5月25日 08:45 ]

セ・リーグ   阪神1―3巨人 ( 2017年5月24日    甲子園 )

<神・巨>5回無死三塁、中谷は右飛に倒れる
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 敗戦後の会見で阪神・金本監督の言葉が怒気を含んだ。「中谷のところでしょう。あれだけ言っても、(ケース打撃が)やっぱり出来ない。これはもう指導力不足ですね」。好機で若虎の犯した拙攻が試合の勝敗を分けた。

 「(能見は)きょうも7回を投げきってね。ベテランが、なかなか勝ちが付かない中で踏ん張っているところで、野手が点を取ってあげないと。1点取れば向こうも出てくる投手が変わってくるから、全然、違った流れになったと思うけどね。やっぱり5回がすべてだったということ。しっかり反省して今後、取り返してあげないと。能見に勝ちを付けられるように」

 両軍無得点で迎えた5回だ。先頭打者の福留が右越え三塁打を放ち、無死三塁の絶好機を作り出した。続く中谷の打席。守る巨人は内野手を前進させることなく、定位置にとどめた。1点覚悟の守備隊形だった。攻める側から見れば二遊間方向への内野ゴロで1点を奪える場面。好投を続ける能見に先制点をもたらし、試合の主導権を握れるはずだった。だが…。勝負どころで昨秋キャンプからチーム全体の課題に掲げ、練習を重ねたケース打撃が出来なかった。

 中谷はフルカウントからボール気味の低めの球に手を出し、浅い右飛。アウトカウントを増やしただけの打撃内容に「打てるよう頑張ります」と肩を落とした。続く鳥谷の死球で1死一、三塁としたが、いったん崩した攻撃のリズムは簡単に整わない。「きょうは1点勝負だと思った。今の北條では右のサイドはキツいかなということで勝負に行きました」と代打で送り出した伊藤隼は初球を投ゴロ。指揮官がやり場の無い怒りをベンチにぶつける一幕もあった。結局2死一、二塁から梅野も二ゴロに倒れ、スコアボードに痛恨の「0」を記した。

 打線は3点を追う9回に上本の3号ソロで20イニングぶりに得点を挙げるも時すでに遅し。1イニング、いや、一打が岐路となった。(惟任 貴信)

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