由伸監督 5回吉川光危険球退場も冷静采配 虎連破2.5差「いいゲーム」

[ 2017年5月25日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3―1阪神 ( 2017年5月24日    甲子園 )

<神・巨>阪神に連勝し、ナインを迎える高橋監督(左)
Photo By スポニチ

 巨人は24日、阪神を3―1で下して3連勝を飾った。先発の吉川光夫投手(29)が5回に阪神・鳥谷敬内野手(35)の頭部に死球を与え、今季セ・リーグ初の危険球退場となり、両チームに警告が発せられた試合。高橋由伸監督(42)の采配が的中し、0―0の8回に代打・亀井善行外野手(34)が決勝右前打を放った。3位ながら首位・阪神に2・5ゲーム差に接近した。

 ナインとのハイタッチを終えた高橋監督が、ベンチ裏へ向かった。今季43試合目は最も苦しかったが、最も価値がある1勝だったのだろう。

 「みんながつないでくれた。後から行った選手もね。いいゲームができた。何より接戦を取っていけると、少しずつ勝ちが増えていくと思う」

 4回まで両軍無安打。試合が動いたのは5回だった。先発の吉川光が1死三塁から鳥谷に頭部死球。今季、セ・リーグ初の危険球退場となり、球審から警告試合が宣告された。敵地・甲子園は、異様な雰囲気に包まれたが、高橋監督は冷静に、局面を見極めた。

 田原の強心臓に懸けた緊急登板 ブルペンで約10球の投球練習を終えたサイド右腕は、21日に1軍に昇格したばかり。「慌てないようにしようと思った。走者を還さないと思っていたので、良かった」。今季初登板にも動じず、2つの内野ゴロで1死一、三塁のピンチを脱した。

 森福の状態を見極めた回またぎ登板 ソフトバンクからFA移籍した左腕は、6回2死一塁でマウンドに上がり、糸井を一ゴロ。7回も無失点に封じた。4月まで7試合で防御率5・40だったが、2軍での再調整を経て、本来の投球を取り戻していた。続投は吉と出て無失点でつなぎ移籍後初勝利となった。

 ベテラン・相川で突破口 0―0の8回、先頭に40歳を代打で起用した。今季初打席での右前打に、指揮官は「最初の出場で流れを変える、勢いをつける一本だった」と目尻を下げた。

 左の立岡に、左の亀井 8回1死二塁。試合前まで得点圏打率・375だった立岡に、代打・亀井を送った。桑原の2球目の内角スライダーを右前に運び、均衡を破った。今季はスタメンでは21打数1安打と結果が出ていないが、代打では18打数8安打、打率・444。「代打の亀様」は「みんなでもぎとった勝利」と胸を張った。現役時代の晩年に代打業をしてきた高橋監督は「ここというときの一本」と、集中力を称えた。

 ベンチ入り全員を戦力とし、選手も応えての今季3度目の3連勝。首位・阪神とは2・5ゲーム差に迫り、高橋監督は「昨日、今日といい試合ができている。緊張感のある試合をしていきたい」と話した。 (川島 毅洋)

 ▼巨人・相川(今季初打席で右前打に)みんな勝とうと思っている。出たところでやるしかない。自分の役割に徹した。

 ≪「代打・亀井」打率、打点トップ≫亀井(巨)が8回に代打で決勝の右前打。今季代打起用は22回あるが、18打数8安打(打率.444)、11打点。安打、打点とも両リーグトップと好成績を残している。特に甲子園では4月7日中犠飛(打点1)、同9日勝ち越し右越え二塁打(打点2)と3打席全てで打点を挙げている。巨人の代打シーズン最多安打は13年矢野の19安打、同最多打点は76年柳田の18打点となっているが亀井はどこまで伸ばすか。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2017年5月25日のニュース