中日ドラ2京田 神走塁2発!打っては福留以来18年ぶり球団新人4安打

[ 2017年5月25日 05:30 ]

セ・リーグ   中日4―2DeNA ( 2017年5月24日    横浜 )

<D・中>3回2死二塁、京田は適時三塁打を打ち野選の間に生還
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 中日は24日、DeNAを4―2で下した。ドラフト2位の京田陽太内野手(23)が自慢の快足で、相手守備陣の隙を突く好走塁で2得点を記録。打でも球団の新人では99年福留(現阪神)以来となる1試合4安打をマークした。5月の月間打率も・389としてセ・リーグトップ。ルーキーが最下位に低迷するチームに活を入れている。

 土で汚れたユニホームが勲章の証だった。中日の快足ルーキー・京田がダイヤモンドを縦横無尽に駆け抜けた。

 「(足は)持ち味だし、次の塁を狙う姿勢でいつもやっている。いい走塁ができた」

 まずは0―0の3回2死二塁。ウィーランドの内角直球を捉え右中間を破る先制の適時三塁打。本領発揮はここから。中継に入った二塁・石川の一瞬の隙を逃さず「自分の判断で行った」と本塁へ再加速し頭から生還。2点目も稼ぎ出した。

 日大3年時、東都リーグの中大戦でも経験したプレーだという。この日の試合前は同リーグの東洋大戦に臨む母校の激励へ神宮を訪問。後輩の試合を途中まで観戦し、横浜へ戻った。かつて汗を流した懐かしい空気を吸い込み、的確な状況判断も研ぎ澄まされていた。

 二塁走者だった2―2の6回1死二塁では、ウィーランドの暴投した球が一塁ベンチ側へ大きくそれると、50メートル5秒9の快足を飛ばし、二塁から一気に生還した。決勝のホームを踏み「低めの変化球が多い投手なので準備していた」。森監督は昨秋の就任直後から次の塁を積極的に狙う「走塁改革」を掲げており、目指す野球を新人が体現。長嶋外野守備走塁コーチは「中々、本塁まで行けない。好走塁だよね。天才」とうなった。

 8回の4打席目も投手内野安打を放ち、今季の新人では初の4安打。球団では99年福留(現阪神)以来18年ぶりとなり、森監督は「足よりもヒットのことを言ってやれ」と褒めた。5月は19試合でリーグトップの打率・389と絶好調。要因は重さ約1キロのマスコットバットだ。5月からティー打撃で使い始め「重いバットはしっかり振らないと、上半身と下半身が合わない」と力強いスイングを生み出した。現在は手首への負担を考え、試合時に使う890グラムのバットに戻したが、鋭い振りは健在だ。

 ただ、5回守備ではロペスの飛球を落球する失策もあり「打ったけど、守りで迷惑をかけているので反省したい」。日々成長を遂げるルーキーの存在は、巻き返しを狙うチームに明るい材料だ。 (徳原 麗奈)

 ◆京田 陽太(きょうだ・ようた)1994年(平6)4月20日、石川県生まれの23歳。小2から野球を始める。青森山田では1年春から遊撃でレギュラー。甲子園出場はなし。日大では1年春から2部でリーグ戦出場。3年春の優勝で1部昇格を果たす。3、4年秋ベストナイン。4年時には日米大学野球で日本代表。1メートル82、80キロ。右投げ左打ち。今季年俸1200万円。

 ≪5月打率セ界一.389≫京田(中)が自身初の4安打。新人の1試合4安打以上は昨年の高山(神=3度)、茂木(楽=2度)以来。中日では99年4月14日のヤクルト戦で福留(現阪神)が4安打して以来18年ぶりとなった。10日のDeNA戦からは12試合連続安打。今月の打率は.389(72打数28安打)まで上昇しセではマギー(巨)の.379を抜き月間打率1位に浮上。なお、この日の4安打目は自身15本目の内野安打(投安)。今季の内野安打ランクを見ると、亀沢(中)の14本を上回る両リーグ最多と、自慢の俊足で安打を稼いでいる。

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