敦賀気比・東監督 エース山崎の成長実感「初めて良い投球を見た」

[ 2016年3月25日 12:06 ]

青森山田との接戦を制し、笑顔の敦賀気比・山崎

第88回選抜高校野球大会第6日・1回戦 敦賀気比1―0青森山田

(3月25日 甲子園)
 前回大会覇者の敦賀気比が青森山田との投手戦を制し、連覇へ向けて好発進を切った。

 息詰まる一戦をものにした敦賀気比。「我慢」と選手に声をかけていたという東監督は「走者が出ても粘り強く投げてくれた。初めて彼の良いピッチングを見た」とエース・山崎の投球をほめたたえた。得点圏に走者を抱えても、連続三振でピンチを脱出。4安打9奪三振の好投で相手打線を完封して見せた。

 一回り大きくなったエースの姿に「大舞台で力を出せることは、成長したことの証」とその後も賛辞を惜しまない東監督。しかし、「低めの変化球を見極めろ」と指示を出した打線は3安打で1得点と青森山田の堀岡を攻めあぐねた。数少ない好機は3回、2死から内野安打と四球で得点圏に走者を置くと、主将・林中がライト前に打球を運び、決勝点をもぎとった。

 「ワンチャンスをものにしてくれた」と序盤の決勝打を振り返る東監督は「昨年とは違う新しいチーム。挑戦者の気持ちで思い切ってプレーすることを選手には伝えていた。力を出し切ってくれてよかった」と連覇のプレッシャーが懸かる中での初戦突破に安どの表情を見せていた。

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