由伸監督“動かず”勝利 G新人監督3人目の開幕戦白星「ほっとしてます」

[ 2016年3月25日 21:36 ]

<巨・ヤ>初勝利を飾り、勝利投手の菅野(右)とハイタッチする高橋監督
Photo By スポニチ

セ・リーグ 巨人3―1ヤクルト

(3月25日 東京D)
 巨人の新人監督としては1950年の水原茂、81年の藤田元司に次いで史上3人目の開幕戦勝利を飾った高橋由伸監督は「ほっとしています。さすがにちょっと疲れましたけど。選手時代もうれしかったけど、監督として勝つのは、こんなにうれしいのかと、感じましたね」と安どの表情を浮かべた。

 野球賭博や現金授受問題が発覚した中で迎えた開幕戦。新監督は“動かず”勝った。7回1死一、二塁。リードはわずか1点だったが、8番・小林には代打を起用せず、その尾林が2点適時二塁打。8回には2番手のマシソンが1点を失い、なお2死二塁で左の雄平を迎えたが、左腕・山口というカードは切らずにマシソン続投でピンチを断った。

 「(動くことは)考えてませんでしたね。小林もキャンプ、オープン戦を通じて成長してますから。その成長に期待した」と高橋監督。7回を無失点と開幕投手の大役の重責を果たした菅野については「ピンチもありましたけど、最高のピッチングでした」と絶賛した。

 記念すべき1勝。それは長い戦いの始まりでもある。「スタートしたばかりですからね。そっち(今後)で頭がいっぱいですよ」と新監督は前を見据えた。

続きを表示

2016年3月25日のニュース