大リーグ “過度な併殺崩し”制限へ トーリ氏がルールづくり検討

[ 2015年11月12日 10:23 ]

競技運営の最高責任者を務めるジョー・トーリ氏 (AP)

 大リーグ機構で競技運営の最高責任者を務めるジョー・トーリ氏(75)は11日、二塁ベース付近で守備側の選手にケガを及ぼす危険なスライディングを制限するルールづくりを検討していくことを明らかにした。

 今季は併殺を阻止するための激しいスライディングで9月にはパイレーツの姜正浩(カン・ジョンホ)が左膝に靱帯断裂や骨折の大ケガを負い、10月のプレーオフではメッツのテハダが右足の腓骨を骨折した。

 日本選手も2009年に岩村(レイズ)が左膝の靱帯を断裂。さらに11年には西岡(ツインズ)も同様に“過度な併殺崩し”で左すねを骨折しているが、問題視されるこのプレーに対してトーリ氏は「スライディングで選手が負傷して、グラウンドから運び出される姿を我々は望んではいない」とコメント。これを伝えるメディアも「ルールづくりは間違えなく朗報。こうしたプレーで主力選手がチームを離脱するなんて誰も見たくない」と同調していた。

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