侍J小久保監督 危なかった…「勝っている気分がしなかった」

[ 2015年11月12日 05:30 ]

<日本・メキシコ>中田(右)をねぎらう小久保監督

プレミア12予選ラウンドB組 日本6―5メキシコ

(11月11日 台北・天母)
 薄氷を踏むサヨナラ勝ちに、侍ジャパンの小久保監督は素直な胸の内を明かした。

 「途中から勝っている気分がしなかった。(9回に)同点に追いつかれた後は(10回のタイブレークで)どの打順から始めるかも話をしていた。本当に国際大会の怖さをあらためて知った」

 投手陣が、自軍の12安打を上回る13安打を浴びた。2回、前田健の速球を軽々と左翼席に運んだR・ロペスを見て「いいスイングをしている。かなり打つ」と小久保監督。その予感は当たってしまった。メキシコは世界ランキングが参加国中最下位の12位。1位の侍ジャパンにとっては格下だ。だが、大会直前には出場辞退報道が出るなど、打者の情報は直前まで入らなかった。試合前から雨が降り、グラウンド状態や風の強さが刻々と変わる外的要因もあったが、条件は相手も一緒。攻守にわたる細かいミスも苦戦の要因となった。

 2点リードの6回無死一塁で途中出場の炭谷がバントで送れず、最後は投ゴロ併殺打に倒れた。7回の守備では無死一塁から2者連続でバント安打を決められた。二塁前と三塁前で、いずれも左腕・大野の動きがぎこちなかった。指揮官は「連係というより、投手が捕りにいくべきという話はした。普段起用しない中継ぎで負担をかけている部分はある」と話した。

 その大野や西、沢村が失点を重ね救援陣は今後に向け不安を残した。「勝ち切ったことが良かった。点を取られた選手も勝ったことで救われたと思う」と指揮官。12日に対戦するドミニカ共和国は強打のチームだ。国際大会に簡単な相手はいない。 (倉橋 憲史)

 ▼メキシコ、マイク・ブリト監督 日本は走者がいる時に適時打が出た。それが日本の勝因だった。投手もみな良かった。我々は若い選手が多いが、よく打ってくれていい試合になった。チーム全員が懸命に戦ったし、誇りに思う。

 ▽タイブレーク制 プレミア12では9回で決着せず延長戦に入った場合、10回からタイブレーク制。無死一、二塁で任意の打順から始め、直前の2人が走者となる。11回以降は前の回の打順を引き継ぐ。

続きを表示

「第101回全国高校野球選手権大会 各地区結果」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2015年11月12日のニュース