由伸新監督 23日ファンフェスで引退式 長嶋さんの前でラストスイング

[ 2015年11月12日 05:30 ]

18年間ありがとう!23日に行われる「ジャイアンツ・ファンフェスタ 2015」で引退セレモニーが執り行われることになった高橋新監督

 巨人が23日に開催する「ジャイアンツ・ファンフェスタ 2015」(東京ドーム)で、高橋由伸新監督(40)の引退セレモニーを行うことが11日、分かった。18年の現役生活を応援してくれたファンに現役引退を報告し、監督就任のあいさつも併せて行われる。当日は特別ゲストとして、入団時の指揮官だった恩師の長嶋茂雄終身名誉監督(79)が登場する予定。「選手・高橋由伸」の最後の舞台を華やかに彩る。

 高橋新監督の現役引退、監督就任後、ファンが待ち望んでいた舞台が用意される。すでに発表されているファンフェスタの一部予定を変更し、盛大な引退セレモニーが催されることになった。球団関係者は「ファンの方のご要望も多かった。こちらも何とかして形にしたかった」と説明した。

 当初は来季も現役を続ける予定で、来年1月の自主トレも組んでいた。ところが、CSファイナルSでヤクルトに敗れた後に原監督が辞任。後任として監督を引き受けたため、レギュラーシーズン中に引退試合を行うことができなかった。10月23日の監督就任後、巨人ファンからは引退セレモニーを望む声が上がっており、読売本社と球団側が話し合いを重ね、18年の現役生活を支えてくれたファンに向けて直接、感謝の気持ちを伝える場を設けることになった。

 10月26日の監督就任会見でもファンに向けて「東京ドームの満員の中でグラウンドに立つ、こんな幸せなことはないと引退してさらに思いました。感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントしていたが、ファンフェスタでは初めて引退の報告を行い、新監督としての抱負も伝えることになる。

 長嶋終身名誉監督も特別ゲストとして登場して花を添える。1年目の98年に指揮官としてレギュラーで起用し、看板選手としてのスタートを切らせた。恩師として慕う高橋監督も、監督就任要請を受けた際には電話で報告を入れ「大変だけどもやってみなさい、やりなさい」という言葉で背中を押された。受諾を決めた後にも真っ先に連絡を入れた。現在でも師弟の固い絆で結ばれている。

 引退セレモニーの細部は調整中だが、現役時代の活躍をまとめたVTRを大型ビジョンで流す予定。その他にも、球団OBからのビデオメッセージを流したり、打席に入って最後のスイングを披露するプランもあり、球団側はさまざまな演出を企画しているもようだ。背番号24のユニホームを着て、バットを手に打席でスイングを披露すれば、ファンには忘れられない瞬間となりそうだ。

 覚悟を決め、40歳の若さで監督になった高橋由伸。本拠の東京ドームに最後の「ヨシノブコール」が響きわたる。

 ≪巨人主な引退セレモニー≫

 ☆長嶋茂雄 74年10月12日に引退を表明し、球団事務所には最終戦の当日券を求める問い合わせが殺到。同14日、後楽園で引退試合を終えてファンにあいさつし「私はきょう、ここに引退いたしますが、我が巨人軍は永久に不滅です!」と名フレーズを残した。

 ☆王貞治 80年に30本塁打をマークしながら、「王貞治のバッティングができなくなった」と11月4日に引退を表明。同23日のファン感謝デーで引退セレモニーを行い、後楽園球場には5万人が集まった。

 ☆原辰徳 引退試合となった95年10月8日の広島戦(東京ドーム)の試合後、「私の夢には続きがあります。その言葉を約束して、きょう引退します」とファンにあいさつした。

 ☆松井秀喜 12年12月に引退を表明。翌13年5月5日、東京ドームで長嶋終身名誉監督とともに出席した国民栄誉賞授与式に先立って実施した。「もう二度と、ここに戻ることを許されないと思っていました」と切り出し、「また、いつか皆さまにお会いできることを夢見て、また新たに出発したいと思います」とスピーチした。

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