世界一ロイヤルズが岩隈獲り 前年覇者ジャイアンツも争奪戦参戦

[ 2015年11月12日 10:40 ]

マリナーズの岩隈(AP)

 マリナーズからFAとなった岩隈久志投手(34)の獲得へ、今季ワールドシリーズ優勝のロイヤルズと、昨季同シリーズ優勝のジャイアンツが動くことが10日(日本時間11日)、分かった。マ軍からのクオリファイング・オファー(QO)を返答期限の13日(同14日)までに拒否することが確実視され、以降は全30球団での争奪戦へ。連覇、もしくは世界一奪回へのキーマンとして、世界一軍団が岩隈を口説き合う。

 2日目を迎えたGM会議。ロイヤルズのJ・J・ピッコロGM補佐は、連覇への最大の鍵は先発投手だと強調した。「オフの目標は長いイニングを投げられる先発投手の補強。190~200イニング以上投げてくれる投手が欲しい」。その一番手こそが岩隈だった。

 30年ぶりのワールドチャンピオンに輝いたが、ともに今季11勝のクエト、ヤングの両右腕がFAになった。ロ軍にとって魅力的なのは、岩隈のア・リーグ中地区相手の相性の良さ。4年間通算で12勝1敗、防御率1・94。ロ軍も3勝0敗、同1・61とほぼ完璧に封じられている。獲得すれば、同地区となるア中地区との対戦が増え、相性の良さを存分に発揮できる。

 ジャイアンツも通算222勝のハドソンが引退し、108勝のリンスカムがFAに。広い本拠地を持ち、高い守備力を前面に出す布陣を貫き続けており、打たせて取るタイプの岩隈はフィットする。代理人を務めるジョエル・ウルフ氏と前日に接触していたボビー・エバンスGMは「多くの選択肢の中からいいものを見つけたい。競争は激しいが、オープンに臨む」と話したが、最上位にリストアップしている。

 マ軍から年俸1580万ドル(約19億4300万円)の1年契約というQOを受けた岩隈だが、過去にQOを受諾した選手はおらず、拒否は確実。両世界一軍団を中心とした争奪戦へと向かう。(米フロリダ州ボカラトン 奥田 秀樹通信員・笹田 幸嗣通信員)

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